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公開年:2006年
公開国:アメリカ
時 間:98分
監 督:アレハンドロ・アグレスティ
出 演:キアヌ・リーヴス、サンドラ・ブロック、ショーレ・アグダシュルー、クリストファー・プラマー、ディラン・ウォルシュ、エボン・モス=バクラック、ヴィレケ・ファン・アメローイ、リン・コリンズ 他
コピー:いつ、あなたに、会えますか。





2006年。研修を終えてシカゴの病院での勤務が決まったケイトは、これまで住んでいた湖畔の一軒家からシカゴ市内に引っ越すことに。彼女は、次の住人に自分宛てに届いた郵便物の転送をお願いする手紙を郵便受けに入れる。その湖畔の家に引っ越してきた建築家アレックスは、郵便受けに入っていた手紙を見つける。その家は、かつてアレックスの父が、今は亡き母のために建てた家だったが、家庭を顧みなかった父のせいで家庭が崩壊したという苦い過去があった。しかし、この家は長いこと空き家で住んでいた人はいないはず。手紙の内容を不審に思いつつも、アレックスはケイト宛ての返信を送る。何度かやりとりするうちに、どうもケイトがいるのは二年後の世界である模様。半信半疑ながらも文通を続ける二人だったのだが…というストーリー。

時空を超えるポストという、恋愛ものとしては、なかなかブットンだ設定。それぞれ生活に悩みを抱える二人が、時空を超えて見つめあうというとてもユニークな展開が、独特のテンポを生んでいる。荒唐無稽な設定すぎるので、一周回って、素直にファンタジーとして愉しむことができる。
アレックス側の世界には、文通相手ケイトの過去の姿が存在しており、タイムトラベル物の禁忌を犯しているようにも思えるが、どっぷりとファンタジーなので気にならない。

ただ、ストーリー運びというか演出が結構稚拙。便宜上そうしたことは理解できるのだが、文通の様子を会話形式で表現しているところに、大きな違和感。手紙で違う世界の状況を説明するのは簡単ではないはずで、その辺は端折らずに丁寧に描いてほしかったのだ。むしろ、そこを丁寧に描いてこそ、恋愛モノとして盛り上がるのではないか…と。

また、同じ犬を飼っているという設定から、死亡フラグが立っているとしか思えず、あまりに露骨なので、それがミスリードであることを是非とも期待したわけだが、残念ながらその通りに話は進んでしまう。
そして、普通に手紙を出して万事解決というオチが あまりに芸が無さ過ぎた。ヒネリが無さ過ぎた。スッキリ感が無さ過ぎた。無い無い尽くしの結末が残念すぎた。
なんとか、もうひと練りすることはできなかったものか…。勿体ないなぁ…と、小言を10分ぐらい言いたくなる作品。勿体無さすぎてリメイクしたいい気持ちになる。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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