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公開国:アメリカ
時 間:80分
監 督:クレイグ・モス
出 演: キャスリン・フィオーレ、フリップ・シュルツ、オリヴィア・アレクサンダー 他
郊外の街に越してきたデイナ&アーロン夫婦と子供たち。上の娘はアーロンの連れ子で、パンクな髪型にピアスとタトゥーをしまくった容姿。デイナとは折り合いが悪く、今後の生活にいまいち不安があったが、心機一転、新しい土地で生活を始めることとなった。ところが、引越ししてすぐに、アーロンの顔に落書きがされていたり、家の中がめちゃめちゃになるなどの、怪現象が発生。彼らは、家中にカメラを設置して、その原因を突き止めようと考える。そうして、撮影されたビデオには、霊体と思しき何かによる所業が克明に記録されており…というストーリー。
ベース…というかほぼ全編『パラノーマル・アクティビティ』のパロディで、そこに、色々な映画の小ネタをまぶしている感じ。
タイトルに“ドラゴン・タトゥー”を冠しているがリズベットには全然似ていないし、ジャケット画像にある“リンカーン”も、隣にそういう人が住んでいるというだけで、ストーリー上、たくさん出てくるわけでもなければ、面白いわけでもない。
『ダークナイト ライジング』のベインが出てくるが、なんかそれっぽい人が出て、なんかほざくだけ。『ブラック・スワン』ネタも同様。『ゴースト ニューヨークの幻』は思いつきレベル。『エクソシスト』も同様。
自分たちがあまりにつまらないことをやっていることを恥じているのか、下ネタを頻発するものの、一線を超えた下品さのため、さらに空気が悪くなる始末。
こういうパロディムービーは、山のようにある。当たり作品は少なくて、直情的で下品なものが大半。だから、別に期待なんか微塵もしていなかったが、ここまでヒドい作品は、お目にかかったことが無い。
映画というのは、誰かが企画して、プロデューサーが人を集め、シナリオを書き、監督やスタッフ・キャストがそれを形にしていき、編集し、配給する。そういう数ヶ月に及ぶプロセスを経るわけで、ポイント ポイントで、チェックや再考が行われるはずだ。そういうチェックをすり抜けて、こんなクソみたいな映画が世に出るということが信じられない。携わった人間がすべてクソだったのだろうか?この地球上でそんなことがあり得るのだろうか?
むしろ、どういう過程を経て、この作品ができあがっていったのか、なぜこうなったのかを、検証するドキュメンタリー映画を作ったほうが面白いはず。人間の愚かさを学術的に検証する、有意義な作品になることだろう。
久々に注意報発令。料金がタダだとしても、観るべきじゃない作品。私が人身御供になったのだから、皆様は間違っても観て時間を無駄にしないことをないことを強く願う。交差点の定点カメラの映像を4時間見ていたほうが、まだマシ。今後アメリカは、この作品に携わった人間を、ショービジネスに携わらせてはいけないと思う。そして、日本の入管は、この作品に携わった人間を、入国させてはいけないと思う。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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