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公開国:アメリカ
時 間:112分
監 督:ケニー・オルテガ
出 演: ザック・エフロン、ヴァネッサ・ハジェンズ、アシュリー・ティスデール、ルーカス・グラビール、モニク・コールマン、コービン・ブルー、アリソン・リード、バート・ジョンソン、レスリー・ウィング、オリーシア・ルーリン、ライン・サンボーン、ケイシー・ストロー、クリス・ウォーレン・Jr、ロバート・カーティス・ブラウン、ターニャ・チザム 他
待ちわびた夏休みになったものの、バイト先が見つからずこまっているトロイとガブリエラたち。そんなとき、トロイの元に、高級カントリークラブのアルバイト採用通知が。仕事だけでなく、バケーション気分も堪能できる一挙両得なバイト先に大喜び。しかし、そのカントリークラブは、シャーペイの親の経営。実は、シャーペイがトロイとガブリエラを引き離し、自分との距離を縮めよういう策略だったのだ。ところが、トロイだけではなく、ガブリエラを含む仲間たちの多くが、採用されたことを知り、シャーペイはショックを受けるのだった。クラブでは、毎年、従業員が参加するタレントショーが開催されており、いつもシャーペイが優勝していたのだが、トロイたちがミュージカルで参加する申し込みをしていることを聞いたシャーペイは、優勝を奪われてしまう!と大慌て。そこで、オーナー一族の特権をフル活用し、トロイと友人たちを離間させ、自分とショーに出るように仕向けるのだった…というストーリー。
前作を観てからかなり経過していたし、所詮、ティーン女子の観るモノ、続きを観ることは無かろうと思っていたのだが、観るものがないついつい。
前作は、ミュージカルシーンはそれなりに楽しめたのだが、今回は非常につまらない。そこがウリじゃないのか?と思うのだが、肝心の歌と踊りが平板。従業員野球大会でのミュージカルシーンは、薄ら寒くなるほど。半分以上、早送りしたと思う。
唯一興味を惹いた展開は、シャーペイの弟ライアンの造反。ただの姉の腰ぎんちゃくだったのだが精神的に自立し、いい男になっていく。そのままもっとメイン級の大活躍をさせればよかったのに、尻すぼみで、大暴れすることはなく終わったのが残念。
奨学生になれるかもしれない、それも一流のバスケチームのある有名校で。それがシャーペイの手回しが発端だとしても、大学側にも実力を認められているのだから、とてもすばらしい状況。恋人と親友がそういう状況の彼を応援せずに、俺たちをないがしろにして、一人でいい目を見ている!と責めるというクレイジーっぷり。作品自体が“友情が大事”というところに無理やり着地させているのだが、人の明るい進路を嫉妬で妨害するなんて、こんなの友情だろうか。
実はガブリエラのキャラクターがおもしろさを削いでいるのではないかと、思えてきた。彼女はマジメで歌もうまく優等生なのだが、約束を守らないトロイに対して不機嫌になる以外は、作中で心境の変化のようなものを生じさせない。もう、キャラクターというよりも背景に近い。その“無味無臭”になってしまったガブリエラとのエピソードを挟まなければいけないのが、地味に足枷になっている。
案外、このお話、ガブリエラを出さないようにしたら(どうしても遠くの親戚のところに行かねばならないとか)、なかなかの友情話になっていたんじゃなかろうか。進路の話は、メールを介してガブリエラと相談する…みたいな流れで。
また、最終的に、奨学生を諦めるんじゃなくて、チーム全員にチャンスが与えられるかも…的な感じを匂わせればよかったと思う。曲りなりにも“チャンスの国アメリカ”なんだからさ。
子供向け作品に、目くじらたてるのも大人げないんだが、“どうせ現実はこんなもの…”的な、夢のない残酷な未来をティーンに提示しているような気がして、なんか気分が悪い。考えすぎかな。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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