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image0610.png公開年:2003年
公開国:韓国
時 間:135分
監 督:カン・ウソク
出 演:アン・ソンギ、ソル・ギョング、ホ・ジュノ、チョン・ジェヨン、イム・ウォニ、カン・ソンジン、カン・シニル、イ・ジョンホン、オム・テウン 他
コピー:男達の“運命”が、切なく痛い──。




1968年1月、北朝鮮特殊工作部隊による青瓦台襲撃未遂事件が発生。韓国政府はその報復として極秘の金日成暗殺部隊の創設を決定。死刑囚ら31名を仁川沖の実尾島(シルミド)に集め、ジェヒョン隊長の下、特殊工作員とすべく過酷な訓練を開始する。684部隊と名付けられた彼らは、優秀な工作員に成長し、3年後、いよいよ実行命令が下される。しかし、その時の政府の対北政策は融和路線に転換されており、北朝鮮潜入命令は急遽撤回が告げられ…というストーリー。

追い詰められた人間が、退路を絶たれ研ぎ澄まされてく様子、直情的な表現に非常に惹きこまれた。しかし、ちょっと冷静になるとおかしなことばっかり。

死刑囚や重罪人が集められたプロットが非常におもしろかった。死刑のヤツは死なずに済むわけだし、重罪人は塀の中にいなくていいわけだし…、ん?…あれ?…重罪っていったって無期懲役とかじゃあるまいし、むしろ損してねえか?死刑囚はわかるけど、他は何かへんだな。
それに、なんで脱走した男が処刑される時、北朝鮮の歌を北朝鮮の歌を唄うのか。また、最後のバスの中でも唄ってるし。どう意味があるのかさっぱりわからない。
また、韓国軍はバスの中に人質がいるのに、容赦なく乱射してる。いくらなんでもそれはないだろ。

って調べたら(ってウィキペディアだけど)、実際は高額報酬で公募されたんだってさ。じゃあ、なんなんだよ“封印されてきた歴史”って。おまえら(韓国人)が自分の国でおこったことをすぐに忘れてるだけのことじゃねえか。馬鹿馬鹿しい自作自演(笑)。ウィキペディアには、北の歌なんか唄ってなかったし、運転手は逃げてたって書いてるわ。どうせ史実と違う内容にするんなら、整合性とれたフィクションにせえや…。
“史実”と冒頭で煽っておきながら、劇中での強姦はフィクションだとか、冒涜にもほどがあるわ。極悪人とはいえ、生きるために(国や家族のために)必死になってる彼らに共感しかけていたのに、強姦のシーンでものすごく冷めたわ。
強姦した後に刺された男と、いきがってる班長の一人とキャラがかぶって見分けつかないし。秘密がバレちゃいけないはずなのに、強姦された被害者は放置だし。

やさしかった教官がいざとなると殺す側にまわり、性格のわるいイヤな教官が実は温情的な人だった…とか、その演出に意味はあっただろうか。なんの隠喩なのか、教訓なのか、さっぱりわからん。

実際は、殺害命令自体もなかったんだろうさ。素直にその事件をモチーフにしました…程度にしておけば納得して観ることができたのに。なんで映画でメリットのない嘘吐きをするのか、理解できん。こんなに後味の悪い、というか、興味をもって調べてみて、その結果うんざりさせられた作品はないわ。

 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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