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公開年:2001年
公開国:アメリカ
時 間:129分
監 督:ドミニク・セナ
出 演:ジョン・トラヴォルタ、ヒュー・ジャックマン、ハリー・ベリー、ドン・チードル、ヴィニー・ジョーンズ、カムリン・グライムズ、サム・シェパード、ルドルフ・マーティン、ザック・グルニエ、ドレア・ド・マッテオ 他
コピー:全米が、ハメられた。
ロサンジェルス空港で国際手配中のハッカーが逮捕される。なぜ危険を冒してまでアメリカに入国しようとしたのか、その理由を聞き出そうとロバーツ捜査官は執拗に尋問する。しかし、尋問の合間に目を離した隙に、何者かによってハッカーは射殺されてしまう。一方、服役を期に引退した世界一と称されたハッカー・スタンリーのもとにジンジャーと名乗る女性が訪れる。彼女は、とある計画への協力をスタンリーに依頼する。以前、麻薬取締局が行った極秘作戦“ソードフィッシュ”のために作られたダミー会社が、95億ドルもの巨額の利益をあげてしまい、そのプールされている金をハッキングによって奪おうという計画だ。その計画の首謀者は元モサドの大物スパイ・ガブリエル。スタンリーは別れて暮らす娘を取り戻すための訴訟費用欲しさに協力を受諾してしまい…というストーリー。
『狼たちの午後』を観た時に、そういえば『狼たちの午後』について薀蓄を語ってる映画があったよな…と本作を思い出して、再鑑賞。内容は微塵も記憶になかった。
すごいドンパチに、すごいアクション。冒頭のベアリングボールが四方八方に飛び散る爆破シーンの迫力はなかなかのもので、掴みはOK。でも、早々に、この人たちは何が目的でこんなことしてたんだっけ?状態になる。別に勧善懲悪じゃないといけないわけじゃないけれれど、誰の目線で観ればいいのかもわからなくなる。
すべて、見せたい演出が先に存在して、それにストーリーをねじ込んでいった感じ。冒頭の迫力ある映像は実に素晴らしいのだが、その後、その勢いは見事に消滅。息切れが早すぎ。
さっぱり意味のわからない、ハッキングのテスト。肉体的な刺激と60秒のハッキングに何の意味があったのか。結局、60秒でハッキングしなくてはいけないような、クリティカルな場面も出てこないし。
最期のオチの“やられた”感がまったく無いのも、ヒドい。この監督、フーディーニの話とかを差し込んで、おしゃれな伏線だと悦に入っているのかもしれないが、こんなつまらない仕掛けをドヤ顔で見せられても、苦笑するしかない。びっくりするくらい、たいしたことの無い仕掛けなんだもの。
ガブリエルの歯型が一致ってことは、どこかでニセモノに入れ替わっている?それとも偽者の情報が本物というっことになっている?わからん。けど、それを追求したいとも思わない。
ジンジャーは生きていた…って、現場から死体が紛失したことになるから、どう考えても疑われるだろう。普通。ホントに稚拙なシナリオだと思う。いまどきなら、映画会社から作り直しを命ぜられるレベル。
メインキャストが全員主役クラスという、ハンパない陣容なのに、この有様。ある意味、贅沢の極みともいえるが、大間のマグロでツナ缶つくちゃったような無駄っぷり。ヒュー・ジャックマンがハッカーってのもなあ。全然ピンとこない。
この監督のセンスは、とにかくダサいな。そう思って調べてみたら、この後2009年まで監督作品は無し。業界の方々もよくお判りで。とてもお薦めできない。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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