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公開年:2000年
公開国:アメリカ
時 間:130分
監 督:ロバート・ゼメキス
出 演:ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー、ダイアナ・スカーウィッド、ジョー・モートン、ミランダ・オットー 他
コピー:彼は、完璧な夫だった。たった一度の過ちを犯すまでは。
大学教授のノーマンと妻クレアは、娘のケイトリンが大学の寮に入るのをきっかけに、ノーマンの父が遺した美しい湖のほとりの家で暮らすことに。クレアは娘のいない生活に馴れず、心に穴が空いたようだった。そんな中、ドアが突然開いたり、コンピュータが突然起動したり、囁き声が聞こえるなど、奇妙なことが頻発する。とうとう、見知らぬ女性の顔がバスタブに浮かんで見えるようになるなど、エスカレート。ノーマンは、すべてクレアの妄想であるとして、カウンセリングを受けることを薦めるのだったが…というストーリー。
このネタバレな馬鹿コピーがなんで許されたのかさっぱり理解できない。前半は、クレアが暴走しまくりで、二重人格?お隣の妻なんかいないんじゃないの?クレアの犯行なんじゃねえの?くらいのミスリードをしているのに(まあ、実際にクレアに秘密はあるんだけど)。日本の配給会社は何を考えているのか、ただただ呆れるばかり。こんなヒドい仕事には、そうそう出会えない。
しかし、観終わってからも、どうも話の流れが腑に落ちない。
問題の出来事は、娘がまだ家にいたころの出来事ってことか?そして、その記憶は封印されたってこと?それは自然に?薬物で?当然、娘はその出来事を知っているはずなのに、触れないようにしていた?それほどの大イベントを、すっかり忘れることができているという、とても都合のよい所に立脚しているわけで、そう考えたら、あまりに幼稚なサスペンスドラマである。
問題は、幽霊の部分をミスリードとして使いたいのか、直球の“恨み”のお話として扱いたいのか、よくわからんという点。簡単に言えば、ホラーなのかサスペンスなのか、どっちをやりたいんだよ!ってこと。
ロバート・ゼメキスが扱うようなテーマじゃない気がするけどね…。カメラアングルなどものすごく工夫の跡は見られるのが、根本的にホラーもサスペンスも得意じゃない人なんだと思うけど。
唯一の見所はバスタブでの窒息シーン。それ以外に惹きつけた所はなし(でも、リアリティ皆無の脱出方法だったけどね。実際にやってみたら、絶対にあんな感じにはならないと思うわ)。
こんなので愉しめた人は、幸せだと思う。世の中の大抵のことが面白く感じるんだろうね。うらやましいよ。私はお薦めしない。駄作。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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