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公開国:アメリカ
時 間:86分
監 督:ジョー・ピトカ
出 演:リチャード・ドレイファス、テリー・ガー、デヴィッド・ヨハンセン、アレン・ガーフィールド、ジェニファー・ティリー、ロビー・コルトレーン、リチャード・ディミトリ、リチャード・エドソン、トニー・ロンゴ、ミシェル・フィリップス、シンシア・ニクソン、ジョン・ローゼリアス、デヴィッド・シャラム、ラルフ・シーモア、メアリー・ウォロノフ、ジョセフ・ウォルシュ 他
コピー:みがけ直感!目ざせ一発!!
タクシー運転手トロッターは、あまりの競馬狂いのせいで夫婦中が最悪に。次に賭け事をしたら離婚だといわれるまでに。しかし、客の会話を盗聴するのが趣味の同僚ドライバー・ルーにーから、とある客が土曜日のレースで、“チャリティー”という名前の馬が1着になると話していたことを聞いて、競馬場へ。トロッターは、チャリティーに50ドル賭けるが、そんなガセネタかもしれない情報に乗っかる彼を、ギャンブル仲間は嘲笑する。しかし、見事チャリティーは一着になって700ドルの儲けに。トロッターは律儀に、チャリティーの調教師にお礼をいいに行き、馬鹿正直に盗聴テープも渡してしまうと、今度は第3レースの勝ち馬を教えてくれた。トロッターは素直に、設けた700ドルをすべて賭けるのだったが、果たしてその情報は真実なのか…というストーリー。
別に教訓めいたものがあるわけではなく、ギャンブル凶の男が、「なんか俺、今日ツイてるかも!」と、ドキドキしながら馬券を買う一日を描いた作品。
ギャンブルに対しては冷めた感情しかない私は、それがどうした…と。周囲に競馬好きな人間がいたのでよく判るが、自分の誕生日のゴロあわせで馬券かったり、その時におこった出来事に番号を絡めてみたりとかする。でも、それ、何が面白いのか…。
唯一おもしろかったのは、運に見放されたような人間に、次に買う馬券を聞いて廻って、それ以外を買うっていうところだが、別にギャンブラーの愚かさを揶揄している感じではない。
古い作品なのでネタバレしてもいいと思うが、一切、破滅することなく、ハラハラさせるだけで終了する。大抵は、調子に乗った主人公が最後に大負けしてしまい、お金なんかよりも大切なものが人生にはある…なんていう人生訓的な終わり方をするものだが、それが一切ない。競馬場の客みんなが、夢というか勇気をもって全賭けした男を称えておしまい。
ギャンブルにハマる人は、自分の金が一瞬で消失するか大儲けするか!という運命を他者に委ねるピンチ状態で生じるアドレナリンの虜になっているだけ。要するに彼らはジャンキーである。ギャンブル好きの人は気分を害するかもしれないが、世間様にばれるかもしれない…と思いながらも快感を忘れることができず、借金してまで覚せい剤を打ち続ける人と、大差はないように私には思える。で、競馬場にいる人たちが全員それだとおもったら、気色悪く感じる(ジョッキークラブのいる人たちが、大当たりしたトロッターに罵声を浴びせるシーンは、アドレナリンを出し損ねた不満をぶつけているだけの、吐き気のするシーンだ)。
人間なんて所詮は快感原則に従って行動する生き物だ…といわれればその通りなのだが、程度というものがある。
まあ、色々、文句は言ったが、特筆すべき点こそないが、普通に楽しめるコメディであることは認める。
これが、ギャンブル好きな人は評価する作品。自分の結婚相手に、結婚する前に観せて反応を確かめるリトマス試験紙的な作品かもしれない。ギャンブルに狂いそうな伴侶は御免だ!っていう人は、是非使ってみるといい。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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