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公開国:アメリカ
時 間:111分
監 督:ウィラード・ハイク]
出 演:リー・トンプソン、ジェフリー・ジョーンズ、ティム・ロビンス、ポール・ギルフォイル、リチャード・エドソン、リズ・セイガル 他
受 賞:【1986年/第7回ラジー賞】ワースト作品賞、ワースト脚本賞(ウィラード・ハイク、グロリア・カッツ)、ワースト新人賞(アヒルの着ぐるみに入ってた6人の男女)、ワースト視覚効果賞(ILM)
遥か宇宙、アヒルのような容姿の生物が住む、ほぼ地球と同じ文化をもった星があった。そこに住むハワードは、今日も仕事を終えて帰宅してソファに据わっていると、突然発生した謎の光の渦に巻き込まれる。宇宙の彼方まで吸い込まれ、最終的に地球に落とされてしまう。自分に何が起こったのか判らないまま呆然としているハワードは、場末のバーで歌うバンドの女性ボーカル・ビバリーが、チンピラに襲われそうになっているところに遭遇し、救出に入る。はじめは、言葉を話すアヒルに驚くビバリーだったが、彼が知的な紳士だと知り親密に。ハワードが他の星から来たらしいと悟ったビバリーは、博物館に勤める友人のフィルに相談にいくが、ハワードを見て金儲けの種ししようとする始末。諦めて前向きに地球で暮らすことを考え職に就くハワードだったが、それもうまくいかず。途方に暮れるハワードのところに、フィルがジェニングス博士を連れてやってくる。どうやら、ハワードは博士の実験の失敗により地球に連れてこられたらしい。早速、博士の実験室に向かって、自分の星に帰ろうとするハワードだったのだが…というストーリー。
冒頭から、わ~~っ!ってとある星から地球に引っ張られていく主人公。この描写で、陳腐すぎてガッカリしちゃう。この時点でどうせくだらない内容なんだろうな…と、四分の一は脱落すること必死。
まず、登場するアヒル顔の生物がかわいくないのが致命的。特撮のコンセプトとして着ぐるみにしたかったのは判る。顔の表情をつける機能を持たせるために、頭が大きくなるのも判る。構造との兼ね合いでデザインに制限があったのも判る。でも頭と体のバランスも、顔の各パーツのバランスも気持ち悪い。ゆるキャラみたいなカワイさを求めているわけじゃないけれど、最後まで気持ち悪いままで馴れることはない。
内容とは無関係だが、吹き替え音声がつぎはぎ。TV放映の部分だけ吹き替え音声があって、残りは原音というありがちなパターンだが、けっこう大事な部分がカットされていたことが判る。TV放送だと、奪ったギャラをネコババしちゃってることになるぞ(笑)。それはそれとして、子供向けなんだし、吹き替え音声が無い部分を補うことが不可能なら、カットバージョンで再生されるメニューもつけるべき(この手の吹き替えが抜けてるやつはみんなそうしろ)。
#あ、子供向けといったが、微妙に性的な描写も多くて、子供向けとはいえないかも。
バタバタしたまま、無理やり盛り上げるのだが、レストランのシーンがピーク。でも、このレストランシーンがなかなかの珍シーン。
なぜか店員は日本国旗(軍艦旗)の鉢巻をしているのだが、メニューも内装も日本っぽさ一切皆無でコンセプトが一切不明。シェフは中華包丁もってるし。まあ、とにかく、日本を馬鹿にしたいことだけは伝わった(笑)。
目玉焼きを出されたハワードが共食いだ"と憤慨。なんでタマゴを喰うと共食いなのか。別種のタマゴだろ。私たちが牛肉や豚肉を喰ったからといって共食いになるか?むしろ、そこは共食いを否定するんじゃなくて、“幼い”タマゴを喰うという好意の野蛮性を主張すべき。
唯一、まともな伏線の回収は、昔、音楽で身を立てようとしていたっていう設定が、ラストシーンで生きているところ。
これら浅い描写でわかるとおり、シナリオの作り込みが弱い作品(と、思ったのか、このシーンもTではカットされてるけど)。
その後、無理やり、宇宙生物との戦いになる持ち込むが、バトル自体に工夫はなく、あとは尻すぼみ。特に、ライトプレーンのくだりは、大半の観客の集中力は途切れているだろう。まあ、ラジー賞の授与が妥当と思える作品。
#逆の設定(人間が他の惑星に運ばれるお話)で、USJのアトラクションにでもすればおもしろいかも。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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