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公開年:2011年
公開国:アメリカ
時 間:158分
監 督:デヴィッド・フィンチャー
出 演:ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ、クリストファー・プラマー、スティーヴン・バーコフ、ステラン・スカルスガルド、ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン、ベンクトゥ・カールソン、ロビン・ライト、ゴラン・ヴィシュニック、ジェラルディン・ジェームズ、ジョエリー・リチャードソン、インガ・ランドグレー、ペル・ミルバーリ、マッツ・アンデション、イーヴァ・フリショフソン、ドナルド・サンプター、エロディ・ユン、ヨセフィン・アスプルンド、エンベス・デイヴィッツ、ウルフ・フリベリ、ジュリアン・サンズ、マーティン・ジャーヴィス、アーリー・ジョヴァー、アラン・デイル、ジョエル・キナマン 他
受 賞:【2011年/第84回アカデミー賞】編集賞(カーク・バクスター、アンガス・ウォール)
【2011年/第17回放送映画批評家協会賞】編集賞(アンガス・ウォール、カーク・バクスター)
コピー:誰がハリエットを殺した?
スウェーデンの社会派雑誌“ミレニアム”を発行するジャーナリストのミカエルは、実業化ヴェンネルストレムによる財界汚職事件の告発記事を書いたものの、名誉毀損で訴えられ敗訴してしまう。多額の賠償金とプライドを失い意気消沈の日々を送るミカエルだったが、そんなある日、国内有数のヴァンゲル財閥の元会長ヘンリック・ヴァンゲルから、自伝の編纂の依頼が舞い込む。しかしそれは表向きで、40年前に発生した曾孫ハリエットの失踪事件を再調査の依頼が真の目的であった。多額の報酬とヴェンネルストレムの悪事に関する情報を与えるという条件で、ミカエルはこの依頼を引き受ける。しかし、調査を進めても、ヴァンゲル一族の血塗られた過去が詳らかにはなるものの、真相には近づけずじまいだった。すると、ヴァンゲル家の弁護士が、調査の手助けのために、リスベット・サランデルという高度な情報収集能力と記憶力を持つが、著しく社会性にかけた小柄な女性を紹介される。彼女はこの事件に興味を示し、ハリエットの日記の記述が、未解決の連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだったが…というストーリー。
類稀なコンピュータ技術の持ち主がメインキャストということで『ソーシャル・ネットワーク』のフィンチャー監督が浮かび、未解決の連続殺人事件を追うってことで『ゾディアック』のフィンチャー監督が浮かび、聖書モチーフの猟奇殺人ってことで『セブン』のフィンチャー監督が浮かび…。原作の要素を考えればフィンチャーにオファーが来るのは、自然の流れか。
それにしても、なんでいきなり『移民の歌』なんだー??別に移民が関係する話でもないし、もちろんブルーザー・ブロディとも関係ない(あたりまえ)。こういうブンブンとバットを大振りするような演出もあれば、しっかりと送りバントも決められる細やかな演出もある。デヴィッド・フィンチャーってそんなダイナミズムが魅力だよなぁ。
エンヤのウォーターマークで、舞台がどこかろ再確認できるしね。とにかく音楽チョイスのセンスは高いよね。
リメイクだからもっと短くできるかも…と思ったが、ミカエルとリスベットが遭遇するまでのエピソードがどうしても削れないから時間がかかるので、しょうがないか。
スウェーデン版は、すべての要素を満遍なく表現していて緩急がない印象。そのせいで、何の事件を追っているのか途中で失念してしまうほどだったが、本作は話の焦点がはっきりして、すっきりした流れになっている。さすが。
無駄な、ミカエルと妻子とのやりとりもオミットされてる。距離の縮まった二人が、別々の手法で同じ結論にたどり着くのがおもしろい。リスベットがミカエルを助けにくるまでの流れがすっきりしている。
後出しじゃんけんだもん…っていう人もいるかもしれないが、すっかりオチは判っているのに、これだけおもしろく観せているんだから、いいデキなんだと思う。
オーストラリアってのは雰囲気が壊れるなぁ…って思ってたんだけど、そこも変更してくれて満足。金を奪って逃走する部分も、意味がわかりにくかったんだけど、明快。
スウェーデン版のリスベットは、本当にクレイジーで気色悪いんだけど、本作はパンチのある姿は変わらないけどツンデレ(っていうかヤンデレ)で魅力いっぱい。家族と一緒の姿をみてショックを受けるようなキャラじゃなかったもんな。なんだかんだいって可愛げがある。本作のリスベットのほうが、性格や行動にブレが無いように見えるしね。
さて、本作にて父親に火を点けたことを告白してしまったリスベット。続編があってもなくても、問題のない状態で終わっているが、やはり続編には期待してしまう。でも、気をつけないと、『クリムゾン・リバー2』になっちゃう。そこをどう料理するのか期待は高まるね。
スウェーデン版を観た人は、内容を知っていてもその差を愉しめる。知らない人はこっちを観るだけでOKだろう。かなり満足した。
#リスベットが使うPCはLinuxマシンとかにしてほしかったな…。
公開国:アメリカ
時 間:158分
監 督:デヴィッド・フィンチャー
出 演:ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ、クリストファー・プラマー、スティーヴン・バーコフ、ステラン・スカルスガルド、ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン、ベンクトゥ・カールソン、ロビン・ライト、ゴラン・ヴィシュニック、ジェラルディン・ジェームズ、ジョエリー・リチャードソン、インガ・ランドグレー、ペル・ミルバーリ、マッツ・アンデション、イーヴァ・フリショフソン、ドナルド・サンプター、エロディ・ユン、ヨセフィン・アスプルンド、エンベス・デイヴィッツ、ウルフ・フリベリ、ジュリアン・サンズ、マーティン・ジャーヴィス、アーリー・ジョヴァー、アラン・デイル、ジョエル・キナマン 他
受 賞:【2011年/第84回アカデミー賞】編集賞(カーク・バクスター、アンガス・ウォール)
【2011年/第17回放送映画批評家協会賞】編集賞(アンガス・ウォール、カーク・バクスター)
コピー:誰がハリエットを殺した?
スウェーデンの社会派雑誌“ミレニアム”を発行するジャーナリストのミカエルは、実業化ヴェンネルストレムによる財界汚職事件の告発記事を書いたものの、名誉毀損で訴えられ敗訴してしまう。多額の賠償金とプライドを失い意気消沈の日々を送るミカエルだったが、そんなある日、国内有数のヴァンゲル財閥の元会長ヘンリック・ヴァンゲルから、自伝の編纂の依頼が舞い込む。しかしそれは表向きで、40年前に発生した曾孫ハリエットの失踪事件を再調査の依頼が真の目的であった。多額の報酬とヴェンネルストレムの悪事に関する情報を与えるという条件で、ミカエルはこの依頼を引き受ける。しかし、調査を進めても、ヴァンゲル一族の血塗られた過去が詳らかにはなるものの、真相には近づけずじまいだった。すると、ヴァンゲル家の弁護士が、調査の手助けのために、リスベット・サランデルという高度な情報収集能力と記憶力を持つが、著しく社会性にかけた小柄な女性を紹介される。彼女はこの事件に興味を示し、ハリエットの日記の記述が、未解決の連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだったが…というストーリー。
類稀なコンピュータ技術の持ち主がメインキャストということで『ソーシャル・ネットワーク』のフィンチャー監督が浮かび、未解決の連続殺人事件を追うってことで『ゾディアック』のフィンチャー監督が浮かび、聖書モチーフの猟奇殺人ってことで『セブン』のフィンチャー監督が浮かび…。原作の要素を考えればフィンチャーにオファーが来るのは、自然の流れか。
それにしても、なんでいきなり『移民の歌』なんだー??別に移民が関係する話でもないし、もちろんブルーザー・ブロディとも関係ない(あたりまえ)。こういうブンブンとバットを大振りするような演出もあれば、しっかりと送りバントも決められる細やかな演出もある。デヴィッド・フィンチャーってそんなダイナミズムが魅力だよなぁ。
エンヤのウォーターマークで、舞台がどこかろ再確認できるしね。とにかく音楽チョイスのセンスは高いよね。
リメイクだからもっと短くできるかも…と思ったが、ミカエルとリスベットが遭遇するまでのエピソードがどうしても削れないから時間がかかるので、しょうがないか。
スウェーデン版は、すべての要素を満遍なく表現していて緩急がない印象。そのせいで、何の事件を追っているのか途中で失念してしまうほどだったが、本作は話の焦点がはっきりして、すっきりした流れになっている。さすが。
無駄な、ミカエルと妻子とのやりとりもオミットされてる。距離の縮まった二人が、別々の手法で同じ結論にたどり着くのがおもしろい。リスベットがミカエルを助けにくるまでの流れがすっきりしている。
後出しじゃんけんだもん…っていう人もいるかもしれないが、すっかりオチは判っているのに、これだけおもしろく観せているんだから、いいデキなんだと思う。
オーストラリアってのは雰囲気が壊れるなぁ…って思ってたんだけど、そこも変更してくれて満足。金を奪って逃走する部分も、意味がわかりにくかったんだけど、明快。
スウェーデン版のリスベットは、本当にクレイジーで気色悪いんだけど、本作はパンチのある姿は変わらないけどツンデレ(っていうかヤンデレ)で魅力いっぱい。家族と一緒の姿をみてショックを受けるようなキャラじゃなかったもんな。なんだかんだいって可愛げがある。本作のリスベットのほうが、性格や行動にブレが無いように見えるしね。
さて、本作にて父親に火を点けたことを告白してしまったリスベット。続編があってもなくても、問題のない状態で終わっているが、やはり続編には期待してしまう。でも、気をつけないと、『クリムゾン・リバー2』になっちゃう。そこをどう料理するのか期待は高まるね。
スウェーデン版を観た人は、内容を知っていてもその差を愉しめる。知らない人はこっちを観るだけでOKだろう。かなり満足した。
#リスベットが使うPCはLinuxマシンとかにしてほしかったな…。
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クボタカユキ
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男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
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一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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