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公開国:日本
時 間:128分
監 督:瀧本智行
出 演:西田敏行、玉山鉄二、川島海荷、余貴美子、温水洋一、濱田マリ、塩見三省、中村獅童、岸本加世子、藤竜也、三浦友和 他
コピー:望みつづけるその先に、きっと希望があると思う。
夏の北海道。林の中にあったワゴン車から、中年男性の白骨死体と、犬の遺体が見つかる。男性は死後半年が経過しており、犬は死んでからそれほど経過していない模様。車のナンバープレートは破棄され車体番号も削られており、身元がわかる持ち物は一切なかった。遺体の処理にあたった市役所の青年・奥津は、この男性と犬ののことが気になり、唯一の手がかりである現場にあったレシートや書類を頼りに、身元を捜すことに。そして有給をとって書類に書いてあった東京の住所まで、自分の車でやってくるのだったが…というストーリー。
めずらしく原作マンガを読んでいた。泣くまい…と思っていたが、流し読みだったにもかかわらずウルっときてしまった。犬の力おそるべし。このまま映画にすりゃあ、どうころがっても泣ける作品になるわな…と思っていた。しかし、なんと、泣けなかった…。なんじゃこりゃ。
原作マンガの『星守る犬』は、中年男性と犬の死体が見つかったところからはじまり、その中年男性がそこに至るまでの経緯を順を追って進む。しかし本作は、死体を発見した役所の青年が、中年男性の身元を調べる旅をベースに展開する。どうもこれは『続・星守る犬』という続編作品の内容らしい(そっちは読んでない)。このストーリーは、中年男性と一緒に旅するから泣けるのだ。役所の青年の目線になったって泣けやしない。
まあ、役所の青年が、調査の過程で出会った人の証言で、ストーリーを構成しよう…、そう思ったならそれでもいいさ。上映時間を長くするためにそうしたのかもしれない。でも、それなら、証言だけで話を進めることを貫けよ。早々に、青森の段階で証言でもなんでもなくなってるじゃないか。そういうポリシーの希薄な演出って興ざめするんだよね。
函館から北上して岩見沢にいって石狩とか、変なルート。石狩のほうが先じゃね?岩見沢の職安に行く途中にもっと職安あるし。それに名寄の寒さをなめちゃだめだよ。暖房のない車の中では、数日も持たないから。せめて寝袋とか毛布とか、生きられる装備を入手させておけよ。
とにかく、この構成でGOサインを出したやつが戦犯。この脚本家は映画の脚本の才能ないよ。
そして玉山鉄二のセリフ廻しがヘタすぎる。せめて、困窮して死んでいくんだから、西田敏行はデ・ニーロばりの体重変化を見せてみろっての。気合が足りない。泣けるものを泣けないものにできるなんて、みんなすごい才能だよ。
がっかりの極み。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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