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公開年:1987年
公開国:アメリカ
時 間:110分
監 督:リチャード・ドナー
出 演:メル・ギブソン、ダニー・グローヴァー、ゲイリー・ビューシイ、ミッチェル・ライアン、トム・アトキンス 他
ノミネート:【1987年/第60回アカデミー賞】音響賞(Dick Alexander、Bill Nelson、Vern Poore、Les Fresholtz)
ビルのベランダから若い女性が飛び降りて死亡した事件。LA市警のベテラン刑事のマータフは、死んだ女性がベトナム戦争の戦友の娘だと知り愕然とする。捜査にあたるマータフは、麻薬課から移動してきたリッグス刑事とコンビを組まされる。リッグスは妻が交通事故死したショックを引きずっており、死ぬことを厭わない問題行動をとる刑事だった。はじめは年金狙いかと疑っていたが、自殺用の弾丸を持ち歩くほど病んでいる彼にゾっとするマータフ。そんな2人がハチャメチャな捜査を続け、なんとか事件の背後に麻薬密売組織があることを突き止めるが…というストーリー。
日本がアメリカの不動産を買いまくって日本脅威論が普通に囁かれていた時代の作品(古い映画になっちゃったな)。
ちょっとネジの外れているはみだし刑事のドンパチアクション物。同じノリの作品として『ダイ・ハード』が挙げられるが、そちらは映画史に残る文句なしの名作。でも、本作をそこまで評価する人はいない。確かに1作目の単体で比較すれば、『ダイ・ハード』のほうが上なんだけど、シリーズの完成度を考えるとダイハードよりもリーサル・ウェポンのほうが遥かに遥かに遥かに上。
やはり、『ダイハード』にはない、主人公の変化・成長・癒しがある点が大きい。マクレーン刑事は、結局マクレーン刑事のままだからね。
それにシリーズとしてみれば、“仲間”“ファミリー”という要素が秀逸。『ダイ・ハード』にもパウエル巡査みたいな魅力的なキャラはいるけれど、シリーズ的には単発でしかない。『リーサル・ウェポン』は続編を重ねる度に魅力的なキャラが登場し、彼らとのやり取りをまた見れるのか!とワクワクさせてくれた。4作目の最後でグっとこない奴なんかいるもんか!そんな人は人非人だ!って思うくらい、このシリーズが好き。
1作目の本作では、自殺用に特殊な弾丸を持ち歩くほど崩壊寸前のリッグスと、まじめ刑事のマータフのコントラスト、そして、犬しか心を許す相手がいないリッグスと、温かい家族に囲まれて誕生日を祝ってもらうマータフというコントラストが、次第に同じ色合いになっていくのが心地よい。その、ギスギスした人間関係が徐々に丸く変わっていく安心感と、めちゃくちゃな破壊アクションの波状攻撃が愉しい。
特徴的な、ギターサウンドのBGMも大好き。軽妙なやり取りも、ある意味古臭くてお約束。敵が特殊部隊でリッグスに近い存在だって流れもお約束。でも、そのお約束の強引さが決してイヤじゃない。
その後に刑事のバディ物は何作も作られたけど、ここまでうまく噛みあったものは無いと思う。そう、刑事のバディ物としては最高峰なんだよ。もちろんお薦め。
今回はDVDで鑑賞したわけだが(購入済)、1作目だけ吹き替え音声がない。TV放映時の吹き替えはあるはずなので、なんとかなりそうだけどね。BOX化の暁には…と期待していたがそれもかなわず。ブルーレイ化の暁には…と期待していたがそれもかなわず。それが出ていればブルーレイデッキを買おうと思っていたのに…。もう、何年も待ってるのになぁ(TV放映があったら録画しないとダメかな)。
#おや?『リーサル・ウェポン』祭、開催の予感(笑)。4作目の胸アツまで突っ走る!
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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