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公開年:2013年
公開国:アメリカ
時 間:105分
監 督:スコット・ウォーカー
出 演:ニコラス・ケイジ、ジョン・キューザック、ヴァネッサ・アン・ハジェンズ、ディーン・ノリス、オルガ・ヴァレンティーナ、マイケル・マグレイディ、ブラッド・ウィリアム・ヘンケ、キャサリン・ラ・ナサ、ラダ・ミッチェル、カーティス・"50 Cent"・ジャクソン 他
コピー:奴は怪物(モンスター)。追い詰めるまで、逃さない。




1983年、アラスカ・アンカレッジ。17歳の娼婦シンディ・ポールソンが、モーテルの部屋で手錠に繋がれ叫び声を上げているところを警察に保護される。彼女はロバート・ハンセンという男に殺されそうになったと警察に話すが、地元でも善良で評判の高い人物だったため、その証言はまったく信用されず、単なる娼婦の客とのトラブルといして片付けられてしまう。しかし、彼女を救出した警察官は名特できず、事件の関係書類を無断で州警察に送付する。同じ頃、ニックリバー沿いで損壊した女性の遺体が発見される。事件の担当を命ぜられたのは、民間企業に転職予定の州警察巡査部長ジャック・ハルコム。ここのところ変死体の発見が相次いでいたことから同一犯による連続殺人を疑ったが、送付されてきたシンディ事件の資料が彼の目に留まる。彼女の告発したハンセンを容疑者の一人として調査すると共に、真相を聞くためにシンディを探すハルコム。苦心して見つけた彼女は、ハンセンにレイプされた後、殺されそうになるものの、死体遺棄のために軽飛行機を準備している隙に逃げ出したと説明する。しかし、ハンセンを調べれば調べるほど真犯人としか思えないにもかかわらず、直接証拠が一切見つからず…というストーリー。

ジョン・キューザックは2012年の『コレクター』っていう作品で、同じような北国で連続誘拐殺人事件を追う刑事の役をやっているのだが、今度は犯人役である。とてもクレバーには見えないニコラス・ケイジと、逆にクレバーすぎて穴が無さそうなジョン・キューザックの組み合わせは、とても事件が解決しそうな感じみ見えないのがおもしろい。で、冒頭で、この話は実話です…ってテロップが出るのだが、ニコラス・ケイジとジョン・キューザックが醸し出す“嘘くささ”で、すっかり実話であることを忘却してしまった。

北国であることが生む、沈んだ雰囲気と閉塞感が効果的に働いている。
けっこうシンプルな内容なので、あまり語るとおもしろくなくなってしまうので、ほどほどにしておくが、ハルコム刑事の正義に対する熱さがよく伝わってきた。家族の希望通り刑事を辞める決心をしたけど、やっぱり俺の転職はコレだ…って感じ。最近のニコラス・ケイジの作品では、あまり観られないストレートな演技。
反面、奥さんの態度がなかなかクソで、実話でございますって映画でこの演出だと、奥さんおもしろくないかも。

知能というよりも、行動力と持続力が卓越している。これに死体処理のテクニックが備わっていたら、まずます発覚することはないな…って感じ。被害者の腕輪を使った犯人とのやり取りとか、とても実話とは思えないくらい。で、実際忘れていて、エンドロールで実際の犠牲者たちの本物の写真が出るところで、ハっと思い出したわけだが、「ああ、捕まってよかった…」というめでたしめでたし感が強く、こんな陰惨なお話なのに、さわやかすら覚えるほど。軽くお薦めしたい。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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