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公開年:2009年
公開国:アメリカ
時 間:128分
監 督:ジョン・リー・ハンコック
出 演:サンドラ・ブロック、クィントン・アーロン、ティム・マッグロウ、キャシー・ベイツ、リリー・コリンズ、ジェイ・ヘッド、レイ・マッキノン、キム・ディケンズ、キャサリン・ダイアー、アンディ・スタール、トム・ノウィッキ 他
受 賞:【2009年/第82回アカデミー賞】主演女優賞(サンドラ・ブロック)
【2009年/第67回ゴールデン・グローブ】女優賞[ドラマ](サンドラ・ブロック)
【2009年/第15回放送映画批評家協会賞】主演女優賞(サンドラ・ブロック)
コピー:あなたの人生史上、最高の実話
飲食店チェーンを経営する夫と娘、息子と幸せに暮らしているリー・アン。ある真冬の夜、軽装で夜道を歩く巨漢の黒人少年に目を止め、声をかける。寝る場所がないというそのマイケルという少年を放っておけず、自宅へ彼を泊める。マイケルは小さいころに母親から引き離され、里親先を転々とするかわいそうな境遇だったという。はじめは憐れみの気持ちで接していたリー・アンだったが、マイケルの中に輝くものを感じた彼女は、家族としてマイケルを迎え入れ、住む場所と教育の機会を与えるのだった。さらに、大柄な体格に似合わず敏捷な肉体を持つマイケルは、次第にアメフトの才能を発揮しだし、有望選手として一躍注目を浴びるようになるのだが…というストーリー。
金銭的に満たされたならば、ああいうことがやりたい、こういうことがやりたいと色々思い浮かぶだろうが、このように“チャンスに恵まれない人に機会を与える”ということは、最高に夢のある行いだと思う。実に羨ましい。夢の映画である。
リー・アンの家族の行いを、白人が貧しい黒人に施しをするだけの自己満足だ、偽善だ、単なる道楽だなんていうヤツがいるようだが、そういう見方しかできない人は心の貧しい人だ。一人の人間を救うよりも、金銭に余裕があるならもっと救えばいいという意見もあるが、教育というのはそういうものではない。薄く広く施して救えてるんだか救えていないんだかわからないようなら0に等しいわけで(いけないというわけではないが、そういうのは政府にまかせておけばよい)、0か1かといわれれば一人の教育に力を傾けることが悪いわけがない(貧しい人はもっと他にもいるんだから一人だけを救うなんて…という意見のほうがよっぽど偽善である)。
とにかく、冒頭からぐっと惹き付けられる演出が続く。ものすごくウマい(『オールド・ルーキー』の監督ですな)。サンドラ・ブロックが登場してからは、そのグイグイはさらに加速。電車の中で観ていたのだけど、乗り過ごしてしまったよ。すっかり魅入られてしまった。このオスカー主演女優賞は、まったくもって納得できる。すばらしい。
南部の白人女性がみんなこんな感じだとは思わないし、ましてやこの一家が南部の裕福なクリスチャン家庭の代表例とも思わない。むしろこの懐の深さは例外的かと。実際にママ友たちは偏見の目で見るわけだが、それでも毅然とポリシーを貫き、アゴのくいっとあがったステキな“ママ”をしっかり演じてくれた。
他のキャスティングも穴がなくて、弟のSJもいい味を出しているし、家庭教師役のキャシー・ベイツや、ちょい役だけど教師陣も輝きを発揮している。
アメフトを扱った映画は色々あるが、戦術的な説明もさりげなくわかりやすくて、私、はじめてアメフトの醍醐味が判った気がする。
実話なんだだけど、アメフトは詳しくないし、この主人公は幸せにプロまでいくのかどうも知らなかった。でも、これが実話かどうかなんかどうでもいい。教育物語、スポーツ物語、少年の成長物語、家族の成長物語、サクセスストーリー、どの面をとっても高品質。心が色んなモノで満たされた一本(昨今のタイガーマスク運動なんかよりも)。今、映画ベスト30を作れといわれたら、間違いなく入れる作品。強くお薦めする。
#とにかく、ブッシュは共和党員からみてもバカ野郎なんだ!ってことで…。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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