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公開年:2010年
公開国:日本
時 間:107分
監 督:柴田一成
出 演:石田卓也、吉永淳、三浦翔平、蕨野友也、内野謙太、草野イニ、山崎将平、霧島れいか、田中伸一、滝裕次郎、片山依利、松澤仁晶、和田三四郎、滝藤賢一、中村育二、渡辺奈緒子、永島敏行 他
コピー:全国の“佐藤さん”まだ終わっていませんでした──新たなる鬼ごっこ、始まります。
佐藤姓の人の連続怪死の原因は、パラレルワールドで行われていた全国の佐藤さん強制参加による殺人ゲーム“リアル鬼ごっこ”。このパラレルワールドの“王様”を倒し、危機を脱した佐藤翼だったが、別のパラレルワールドに飛ばされてしまう。その世界でも、謎の独裁者“将軍”によって全国の佐藤さんは迫害を受けていた。翼は、妹の愛や幼なじみの洋たち仲間と共にレジスタンス活動を繰り広げていたが、残り少ない佐藤さんを殲滅するために、将軍は“リアル鬼ごっこ”を開始。逃げ回る中、翼は元々自分がいた世界に飛ばされてしまう。やっと戻れたとほっとしたのも束の間、“鬼”も一緒にスリップしてしまい…というストーリー。
だから、佐藤さんは殺されるのか、捕まえられるのか、どっちなんだ!肝心の説明がブレるブレる。ブラッシュアップしろ!惰性でちゃらんぽらんに作るんじゃない!。俺が監督なら怒るところだけどなぁ。そんな調子で前提が説明しきれていないから、前回観た人“しか”付いていけないはず。そのくせ、前回観た人には、鬱陶しい説明なんかが入ってたりして、中途半端なんだよなぁ…。
将軍が何で“佐藤さん”を迫害するのか…という根本がぼんやり。無理やりにでもそれなりの理由付けないといけないと思うのだが、それを放棄して何となくの理由(鈴木より佐藤が多いから)で片付けるのは、いけないと思うんだけど。
永島敏行だけキャスティングが浮いていて、すぐに黒幕だってわかるじゃないか。前回の柄本明と同じ轍を踏むんじゃないよ。
なんで、刑事だった人間が、自分の脳波で制御できる動物と人間のハイブリッドを作れるの?向こうの鈴木さんは元々研究者でそういう開発をしていて、それを引き継いだだけってこと?でも、それならこっちの世界に飛んできた鈴木さんは、その科学的な知識を駆使もせずにおとなしく刑事やってたんだ…。ありえないだろ。
足に刺さったバールを抜かずに曲げる…。曲げるギミックを入れたかったんだろうけど、それならもっと抜きにくいものが刺さってないとさ…。
液体にさわって自分もビビビビ…、金属を触って自分もビビビビ…。自分で止めることくらいできないと、色々行動に観準が生じるでしょ。
…と、こんなに文句の連続なんだけど、驚くことに決して面白くないわけじゃないんだよ、これが。正直、子供向けだけど、それなりにハラハラしながら観たよ。前作同様にアクションも悪くない。追い詰められ方やストーリーの進め方も悪くない。前回観た人なら、愉しめはする。レンタル料金100円くらなら充分なほど満足できる。
先に書いたように難点のオンパレードなのに、それなりに面白く観れたってことは、基本的に愉しい作品のハズなんだよ。これは細かいところの手を抜きすぎたんだな。手榴弾で自爆したあのシチュエーションで、どうやって生き残れるのか、まったく説明しようとしないのなんか、製作側の力の入れていなさを証明してるもの。始めからダメなものをダメにつくったならいざしらず、ものすごく面白くなる可能性を潰した罪は重い。重いよ。
もったいない作品。きちんとやれば、同じようにパート3だってありえたはず。ちょっとしたカルトシリーズとして展開できたかもしれないし、ビデオ作品やアニメへの展開もあったかもしれないのに、その可能性に微塵も気付かず、ダラダラ作ったその姿勢は万死に値するかも。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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