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公開年:2007年
公開国:アメリカ
時 間:108分
監 督:ダニー・ボイル
出 演:キリアン・マーフィ、真田広之、ミシェル・ヨー、クリス・エヴァンス、ローズ・バーン、トロイ・ギャリティ、ベネディクト・ウォン、クリフ・カーティス、マーク・ストロング 他
コピー:2057年、人類は、太陽滅亡の危機を救えるのか?
危険で予測不可能な旅が始まる




2057年。太陽の活動が停滞し、地球上が凍りつき始め、人類は滅亡の危機に瀕していた。人類は、太陽を再生させるために核爆弾装置“ペイロード”を投下するミッションを発動。7年前に出発したイカロス1号は消息を断っており、今回は2号機。船長のカネダをはじめ、男女8人のエキスパートが乗り込み、膨大な光熱をシールド装置で防御しながら慎重に太陽へ接近していき、水星の軌道上に差し掛かろうとしていた。そんな中、失踪したイカロス1号からの救難信号が入る。ペイロードの専門家キャパは、イカロス1号に搭載されたもうひとつのペイロードを入手することで、ミッションの成功確率は向上すると主張。船長カネダはキャパの意見を採用しルートの変更を命じる。しかし、ルートを変更するとすぐに、イカロス2号は大きな衝撃に襲われ…というストーリー。

宇宙船という閉塞した空間。独特の時間の流れの中、1年前のイカロス1号から救難信号が出ているという不可解な出来事がおこり、複数の科学者たちが混乱していく…。惑星ソラリスという金字塔的作品を知っている人ならば、この世のものならざる何かと遭遇する展開になるのだろうな…と、頭をよぎらない人はいないだろう。
そういう展開にならなければならないで肩透かしを食らった気になるし、なったらなったで、やっぱりそうか…となってしまう。ある意味、どっちに転がっても良くはならないという、八方塞りなシナリオ。そのくせ、どっちに転がるのか、中途半端にもったいぶっているため、ピンチをどうやって切り抜けるか? というドキドキに素直に集中できないという、悪影響まで生んでいる。早々に詰んでいる作品だといえる。

滅びゆく地球という設定なのだが、宇宙船内なので、その様子は伺い知れない。最後にちょろっと地球の様子が出てくるのだが、それほどヒドい状況には見えなかった。地球がヒドい状況であることを“焦り”“判断ミス”の説得力に繋げるという手があったと思うが、呑気にメールをおくっているシーンが、緊迫感を削いでいる。

それを補うように、代わり映えのしない船内をスリリングなカット割りで表現するなど、興味を持続する工夫は随所にみられる。ダニー・ボイルの努力は評価に値すると思う。でも、全シーン薄暗くて、日中、観ると、何が繰り広げられてるのか、さっぱりわかないので、要注意。

でも、やっぱり脚本がダメだね。『28日後…』でも、ダニー・ボイルとコンビだった脚本家なんだけど。
終盤で、イカロス1号の乗組員の所業に話が集約されていくのだが、なぜそいつが2号のミッションを妨害しようとするのか、さっぱりわからず仕舞いで終わるのが、致命的かも。
別に日本人贔屓するわけじゃないけど、真田広之演じる船長を、もう少しうまく使えなかったものか…とも思う。使い勝手のあるキャラクターだと思うんだけど。

駄作といわれても否定できない。
#宇宙空間に投げ出されたら即死じゃねーの?という疑問が湧くと思うが、意外にあんなもんだと思う。


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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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