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公開年:2013年
公開国:アメリカ
時 間:120分
監 督:アントワーン・フークア
出 演:ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマン、アンジェラ・バセット、ロバート・フォスター、コール・ハウザー、フィンリー・ジェイコブセン、アシュレイ・ジャッド、メリッサ・レオ、ディラン・マクダーモット、ラダ・ミッチェル、リック・ユーン 他
コピー:必ず、救出する




アメリカ大統領のシークレット・サービス、マイケル・バニングは、事故に巻き込まれた大統領を救出する際、大統領の命を優先し、大統領夫人を救うことができなかった。以降、大統領付きの任務を外され、デスクワークを命じられる。それから2年たった7月4日。韓国大統領との会談中に、アジア系テロリスト集団の奇襲攻撃によって、ホワイトハウスが占拠される。現場のシークレットサービスは全滅し、大統領をはじめスタッフが人質となってしまう。急遽、トランブル下院議長が大統領代行に任命されるが、そこにテロリストから、日本海からの米国第七艦隊の撤収と核爆弾作動コードを教えろとの要求が入る。簡単に承諾できる内容ではないため、対策に窮していると、ホワイトハウス内部から緊急連絡が入る。それは、潜入に成功したマイケルからの通信だった。対策室はマイケルに一縷の希望を託すのだったが…というストーリー。

なんで独立記念日に韓国の大統領と会談するのか、まったく意味がわからん内容で、また韓国アゲのアホ演出かと思ったのだが、その後の展開を考えると、むしろ韓国は無能国家扱いの作品だった。第七艦隊と駐留軍を呼び戻せというテロリストの要求を受けての対策室の反応が、“非武装地帯から撤退したら72時間以内に韓国は制圧されてしまう!”だって。どんだけ韓国軍が弱いんだ。実際に在韓米軍が引き上げそうになってるこのタイミングで、さりげなくものすごくヒドいこと言っている。
いまさら、敵を北朝鮮にするのが根本的につまらないのだが(それは置いておくとして)、北朝鮮を悪者にしてるようにみえて、韓国が無能だってディスってるとしか思えない。

おまけに、「韓国を失って、核までも?!」なんというアホなセリフだろう。韓国ってアメリカのものだといわんばかり。まだ、北朝鮮側とアメリカが戦っているといわんばかり。休戦してるといってもアメリカが休戦しているわけではあるまい。この作品は、かなりアホだぞ(意図的なのか確信犯なのか、ものすごく微妙)。

かつて大統領のSPだった男が、偶然居合わせて、一発逆転の切り札になるんだけど、まったく容赦しないキャラクターで、なかなかおもしろい。ただ、大半のシーンが薄暗く、アクションシーンがわかりにくいのが玉に瑕。せめて、もうすこしコントラストをはっきりさせてほしかった。

大統領の息子の奪い合いがストーリーの軸にならなかった点は評価したい。実際の大統領スタッフがどんなもんかはわからないが、国家への忠誠心というのを、ストーリーの一つの軸にしたのがよかった。日本の官僚に本作を観せて、このシチュエーションになったら、同じようにテロリストの要求を拒否できるか?って確認したくなる。

単純な汚名返上モノといってしまえばそれだけの話なのだが、細かいことを気にせずに、軽い気持ちで楽しむにはちょうど良い内容。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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