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公開国:イギリス
時 間:94分
監 督:ギャレス・エドワーズ
出 演:スクート・マクネイリー、ホイットニー・エイブル 他
ノミネート:【2010年/第64回英国アカデミー賞】新人賞(ギャレス・エドワーズ)
コピー:国境まであと125km――
2009年、地球外生命体のサンプルを持ち帰ったNASAの探査機がメキシコ上空で爆発。地球外生命体がメキシコの北半分で大繁殖してしまい隔離される事態に。それから6年後、アメリカ軍とメキシコ軍による封じ込め作成が展開るも事態が悪化の一途を辿る中、現地で取材を続けるカメラマンのコールダーに、契約している新聞社から命令が下る。社長令嬢のサマンサが、現在メキシコに滞在中で、メキシコ国内に足止めされているため、彼女を無事アメリカ行きのフェリーに乗せろという。何とかフェリー乗り場に到達するものの…というストーリー。
地球外生命体が落ちてきて居付いちゃった…という“if”もののSF。原因はNASAだし、メキシコ封鎖をしてるのもアメリカだし、何かアメリカのオレ様ぶり、独善っぷりに不満でもあるのか?。何の隠喩なんだか私には伝わってこなかった。
モンスターが話の中心だと思ったのだが、あんまり出てこない。出てきても、タコと虫の中間みたいなデザインで、ノロくてユルい『スターシップ・トゥルーパーズ』みたいな感じ。確かに人は襲われるのだが、それほど迫力もなくて恐怖も感じない。
どうせ船には乗れないんでしょ?で陸路を行くんでしょ?と見え見えの展開はつらいなぁ…と。そこを裏切ってユニークな展開を期待したのだが、予想通りの展開。且つそこ至るまでけっこう長い。ため息が出る。
その前に、こんなムチャクチャな事態なのに、社長令嬢がなんでメキシコに入国したのか、できたのか。なんで、北上しか帰国の方法がないのか、南米に行ってから空路という選択肢がないのか。何なら、ブラジルまで南下して、ヨーロッパ経由じゃなぜいけないのか。何らかの理由でそれができないとしても、危険地帯を抜けるくらいなら、南米に退避していたほうが安全だろうに。不思議な話である。
その後も、金品を渡して旅を続けたり、人がいなくなった施設や町をスルスルと通過したりすだけ。さほど困難でもなくて、ダラダラした緊張感のない90分。最後の10分になって主人公たちはやっと直接攻撃を受ける(遅っせー)。
仮にモンスターは単なるシチュエーションで、彼らの恋愛的な心情に焦点を当てたかった…と捉えても、決められたレールにしっくりきていない逃亡女と、子供に会えない男との間に、なにか我々が目を見張るべき成長や変化があったとは思えない。
ネット上での評判がそれほど悪くないのが、逆に不思議。私は飛び抜けて駄作だと思う。監督や脚本家、映画会社に、一体何を観せたかったのか、説明してほしいレベル。『クローバーフィールド/HAKAISHA』の12分の1くらいの満足度しかなかった。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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