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公開国:アメリカ
時 間:139分
監 督:F・ゲイリー・グレイ
出 演:サミュエル・L・ジャクソン、ケヴィン・スペイシー、デヴィッド・モース、ロン・リフキン、ジョン・スペンサー、J・T・ウォルシュ、シオバン・ファロン、レジーナ・テイラー、ポール・ジアマッティ、ダグ・スピヌッザ、マイケル・カドリッツ、ティム・ケルハー、ディーン・ノリス、ネストール・セラノ、メアリー・ペイジ・ケラー、ロバート・デヴィッド・ホール 他
コピー:IQ180の駆け引き。
ダニー・ローマンは、シカゴ警察東分署の腕利き交渉人。ある日、同僚のネイサンから、何者かが警察官の年金基金を横領していると聞く。その横領に関して新たな情報を得たというネイサンに呼び出され、彼のが指定した場所にダニーが向かうと、ネイサンは何者かに殺害された後だった。しかし、ダニーは現場にいたことから殺害の容疑をかけられ、さらに自宅に強制捜査が入り身に覚えの無い警察年金基金の資料が見つかったため、横領の嫌疑までかけられてしまう。このままでは、無実の罪を着せられると考えたダニーは、内務捜査局のオフィスに乗り込み、捜査局員たちを人質に篭城してしまう。何とか事件の真相を明かしたいダニーは、西分署の交渉人セイビアンを交渉人に指定する…というストーリー。
おすぎがCMで観なさい!っていってたね。劇場には行かなかったけど、DVD発売と同時に買っちゃったわ。その時に一回観て、それっきり観ていない。もう10年近く前なんだね。
罪を着せられこのまま屈すれば刑務所行き。究極的に追い詰められた男は、流れにまかせて立て篭もる。そして、一流の交渉人どうしの丁々発止の駆け引き。捕まっちゃうのか?犯人は誰なのか?先の読めない展開で、なかなかハラハラさせられる。サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーの演技はキレキレで、そこだけ観れば、超一流の名作といってよい。だけど、まるで無冠。なぜか。
評価が低い理由は2つかな。
一つは長いこと。ケヴィン・スペイシー演じるセイビアンが出てくるまでに30分あるのだが、それ自体は良い。その30分の間に、サミュエル・L・ジャクソン演じるダニーが、もしかして本当に横領したのでは?という目を残している部分が無駄。セイビアンが出てくるとそういう方向性はまったく無くなるわけで、それならば、始めから、無実の男がズルズルと罠にはまっていくところだけを描けばよい。そうすれば、もう少しスッキリとした導入部になっただろう。
二つ目(こっちが重大)。内務調査部のおっさんの家に向かった後、つまりオチの部分が実につまらない。結局、無実を証明できるものは見つかららず、ちょっとした場当たり的なトリックで、すべてを片付けてしまう。
ポール・ジアマッティー演じるタレ込み屋や秘書のおばちゃんのキャラが、だんだん立ってくるのだが、結局秘書が裏切るだけで終わる。彼らが、事件解決に絡んで、もう一活躍できる場面があればおもしろかったのに。脚本として芸がない。
私が脚本スクールの講師だったら、「このラストの展開はイマイチです。あなたなりに書きかえてみましょう」っていう課題を出したくなるレベル。最高のサスペンスが、息切れしたオチのせいで、凡作になってしまった悲劇。
そうだね、このDVD買った時の記憶が蘇ったわ。途中まで「いや~いいDVD買ったわ…」と思っていたのに、ラストを観て「おすぎの馬鹿…」って思ったんだっけ。そして、おすぎのお薦めは信用しちゃダメだって、心に刻まれたはずだったのに。
#あと、吹き替えだと“ネイサン”が姉さんに聞こえるし、“ないていにん(内偵人)”が潜入調査員(スパイ)のことを指してるって、しばらくピンとこなかった(いいがかりか)。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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