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公開国:アメリカ
時 間:93分
監 督:サイモン・ウェスト
出 演:ジェイソン・ステイサム、ベン・フォスター、ドナルド・サザーランド、トニー・ゴールドウィン、ジェームズ・ローガン、ミニ・アンデン、ジェフ・チェイス、クリスタ・キャンベル 他
コピー:この男、完璧
殺し屋アーサーは、殺人の痕跡を決して残さない完璧さ故に通称“メカニック”と呼ばれる。ある日、雇い主から指示されたターゲットは、親友ハリー。アーサーが殺さなくても別の殺し屋が来ると悟ったハリーは、アーサーに殺されることを望み、アーサーもプロに徹して任務を遂行する。後日、ハリーの葬儀に参加したアーサーは、彼が唯一の心残りだった息子スティーブと出会う。父とは疎遠で荒んだ生活を送っていたスティーブは、父を殺した人間に復讐心を燃やしていた。アーサーが殺し屋であることを知ったスティーブは弟子入りを志願。始めは難色を示したものの、彼を放っておけないアーサーは、結局受け入れ、殺し屋として仕込んでいく。そして、父の死の真相は告げぬまま、ミッションに参加させていくのだったが…というストーリー。
リメイク作品らしいが、そっちは観たことはない。
ジェイソン・ステイサム作品にはありがちな、孤高でタフなテクニシャンっていうキャラクター。でもお似合いなので問題ない。『ロシアン・ルーレット』みたいな役は似合ってなかったよ。他の作品だと、タフだけじゃなく、無闇にエロ描写が多い作品もあるけど、そういうのよりも、本作くらいのがぴったりだと思う。
シナリオ上、もうちょっとすっきりできなかったのかな?って部分は、弟子のスティーブとの関係。
父ハリーを殺したことを隠しながらも、その息子を弟子入りさせるわけだが、確かに道を踏み外しそうになったのを見かねて…というのは理解できなくもないし、父ハリーが息子を心配していたというのもわかる。しかし、どうしても救ってあげたくなるようなキャラクターでもないし、訓練の結果、そこそこ使える人間になったとは思うが、トラブルの原因はすべて彼で、このまま相棒としてやっていくのが最適とも思えない。
要所要所でのスティーブの発言や行動で、スティーブが味方なのか敵なのかわからないあやふやな立場を意図的に演出しているのだとは思うのだが、父の死の理由がわかるまでの間は、純粋な師弟物語に徹したほうが良かったような気がする。
それよりも、スティーブがすべての事実を知った上で、アーサーの近づいたってことにしたほうが面白くなった気がするんだが。まあ贅沢を言えば霧がない。考えすぎてもいないし、奇を衒ってもいないし、普通におもしろい交換が持てる作品なので、お薦めする。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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