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公開国:日本
時 間:66分
監 督:坂本浩一
出 演:福士蒼汰、高橋龍輝、清水富美加、吉沢亮、坂田梨香子、冨森ジャスティン、志保、土屋シオン、田中卓志、山根良顕、原幹恵、岡田浩暉、木下あゆ美、鶴見辰吾 他
ある日、仮面ライダー部員たちの前に、歌星賢吾の亡き父が所属していた“外宇宙技術開発機構OSTO”を引き継いだ組織“OSTO Legacy”の本部長・冴葉が現れ、とある作戦への参加を依頼する。それは、仮面ライダーフォーゼとメテオの能力を使って、宇宙に浮遊している建造中の衛星兵器「XVII」(エックスブイツー)を完成前に破壊して欲しいというものだった。そして、その衛星兵器を使って地球の破壊を目論んでいるのが、アリシア連邦製の宇宙鉄人グランダインとスカイダインで、彼らの排除も依頼の一つだった。しかし、アリシア連邦の破壊工作員インガ・ブリンクと第3の宇宙鉄人ブラックナイトが弦太朗の前に立ちふさがり…というストーリー。
石ノ森章太郎の他作品ヒーローを、悪役に仕立ててるという試みの作品。35年以上前の『宇宙鉄人キョーダイン』というTV作品の主役ヒーロー・スカイゼル、グランゼルをモチーフに、スカイダイン、グランダインという悪役キャラをつくり、それを仮面ライダーと対決させるプロット。宇宙での舞台となる宇宙船も、同じくTBS系で放映されていた『大鉄人17』を衛星兵器XVIIとして登場させている。
本作の評判が良かったからではないと思うが、次作の『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』でも同様のキャラ設定が行われている。しかし、元々、正義のヒーローであるものを、モチーフとはいえ完全な悪役として登場させることに違和感が満載。本作とは別に『宇宙鉄人キョーダイン』のリメイクか何かがあって、そのプロモーションの一環とかいうならばわからんでもないが。
そういう、興味を引く設定はまあよしとして、肝心のストーリーが陳腐。悪い奴が仮面ライダー部員を騙して悪事を働こうとして、騙されたー!クソー!という、ただそれだけのお話。最後は、“元気玉”パターンという、もはや“夢オチ”と同レベルの愚作展開。劇団☆新感線の中島かずきという人が書いているらしいが、シリーズとしての縛りや、おもちゃ会社の意向など、色々制限はあるのだろうが、純粋におもしろくない。
財団Xの設定は必要だったろうか。いらないでしょ。
恒例になってきた映画での新フォーム紹介は、TVシリーズに登場する新フォームの先出し紹介ではなく、映画オリジナルフォーム。敵が二人なんだから、ライダー側もメテオの新フォームとのタッグマッチのほうがよかったんじゃないかと思う。
アクションはなかなか良くて、さすが坂本監督…って言いたいところなのだが、CGを多用すぎ。CGも予算が無かったのか、テクスチャの処理が安っぽい。主役の福士蒼汰は、だんだん滑舌が悪くなっており、本作はせっかくの映画作品なのにところどころ何をいっているのか判別できない。
坂本監督と仮面ライダー部のちょっとシュールなキャラは、相性が悪いのかもしれない。なにか噛み合っていない感じ。
唯一の収穫は、原幹恵。意外によく動けていたし、引きの画でも目鼻立ちがはっきりしているわりには、美人すぎず、仮面ライダーの世界に違和感が無い。まさかの友子のライバル??という、意外な展開だったが、友子を演じるモデルの志保が、TV放映が終わる前にヌード写真集を出すという斜め上なことをやってくれたので、むしろ、相手女性役変更というのが正しいか(ここ数年は、特撮ヒーロー作品に出ていても、普通に他の仕事もやるからねえ)。次作にも登場しているらしいので、彼女メインのOVAもあるかもしれない。
ただ、トータルでみると、やはり駄作かも。かなり眠くなる。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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