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公開国:アメリカ
時 間:143分
監 督:ゲイリー・ロス
出 演:ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、ウディ・ハレルソン、エリザベス・バンクス、レニー・クラヴィッツ、スタンリー・トゥッチ、ドナルド・サザーランド、ウェス・ベントリー、トビー・ジョーンズ、アレクサンダー・ルドウィグ、イザベル・ファーマン、アマンドラ・ステンバーグ、ウィロウ・シールズ、ポーラ・マルコムソン、レヴェン・ランビン、ジャック・クエイド 他
受 賞:【2012年/第18回放送映画批評家協会賞】アクション映画女優賞(ジェニファー・ローレンス)
【2012年/第21回MTVムービー・アワード】男優賞(ジョシュ・ハッチャーソン)、女優賞(ジェニファー・ローレンス)、格闘シーン賞(ジェニファー・ローレンス&ジョシュ・ハッチャーソン vs アレクサンダー・ルドウィグ)、役作り賞(エリザベス・バンクス)
コピー:生存率1/24 それは究極のサバイバル。戦うことでしか、生き残れないのか――?
独裁国家パネムは、首都のキャピトルと1それに隷属する12の貧困地区から構成されている。この国では、地域の反乱を抑止する目的で、毎年12地区から12~18歳の男女一人づつを選出し、24人が最後の一人になるまで戦わせるサバイバル・コンテスト“ハンガー・ゲーム”を開催していた。ハンガー・ゲームは全国に生中継され、キャピトルの住民にとっては最大の娯楽となっていた。プレイヤー抽選会が開催された第12地区からは、2歳の少女プリムローズが選ばれてしまうが、姉のカットニスが身代わりで志願、男子には同級生ピータ・メラークが選出される。選手たちはキャピトルに集められ、教育係ヘイミッチの指導の下、厳しいトレーニングに打ち込み、いよいよ、開戦の日を迎え…というストーリー。
公開前は散々『バトルロワイヤル』のパクりじゃねーかって言われていたけど、実際観てみると、そんな文句をいう気は失せる。たしかに、国家権力が子供を最後の一人になるまで戦わせる、それも自然環境の中で、そしてリアルタイムで中継されていうっていう設定はそのまんまなのは事実。
でも、そういう社会のできごとなんです…っていう、プレーヤーも社会もそれを受け入れてしまっている前提になってしまっているので、それが異常だという感覚は消えてしまう。平たくいえば、ただのSFサスペンスになっているということ。
SFだっていうなら、そういう目線でみてやろうじゃないか…と思うわけだが、隷属する地区の産業がものすごく発達はしているのだが搾取されていて貧しい…っていう設定なら腑に落ちるが、極めて零細。反乱をさせないようになだめることが必要なら、労働力として価値がないと辻褄が合わないのだが、いったい中央のキャピトルはどうやって繁栄を維持しているのかさっぱりわからない。世界のバランスが悪説得力に欠ける。
これから争うことになる選手同士が豪奢な訓練場で一緒に訓練したり、選手インタビューの番組があったりと、アメリカでありがちなリアリティ番組のノリに。クソおもしろくない。弓の達人という設定でありながら、それほど弓で活躍はしないし(というか、直接の殺害はしない)。隣人愛や勇気なんかの差込み方が、教科書的で気持ち悪い。
黒人の少女と仲良くなる展開で、後で裏切られたり、戦わないといけなくなるんだろうな…と思っていたら、都合よく別の人間に殺されるし。ルールをころころ変えるわ、大型犬みたいな動物をけしかけてみるわ、ラストに向かうにつれて、行き当たりばったりのグダグダ展開。両方死んだら困るでしょ…が、ぜんぜんトンチが効いているとは思えないし、ゲームとして中途半端な終わり方。途中で勃発した反乱もうやむやで収束するし、勝者二人は結局は権力者を恐れて、主張を殺して地元に返るだけ。なんのカタルシスもなく、消化不良。
闘いはまだ半ば…みたいな空気を醸しだして、まさか続編作る気とか?やめたほうがいいんじゃね?
どれだけ興行収入があろうとも、これは駄作。こういうのを甘やかしてはいかん、そんな気持ちになる作品。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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