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公開国:アメリカ
時 間:85分
監 督:サム・ライミ
出 演:ブルース・キャンベル、サラ・ベリー、ダン・ヒックス、キャシー・ウェズリー、セオドア・ライミ、デニス・ビクスラー、リチャード・ドメイアー 他
アッシュと恋人リンダはドライブの途中、とある森の廃屋を見付け休憩する。少し怪しい雰囲気の屋敷の中を調べると、その小屋の持ち主の考古学教授が残したテープレコーダーと“死者の書”を発見。本を読み進めながらテープレコーダーをかけていると、教授の「死霊にとりつかれた者を殺すにはその体を切断しなければならない」などという死霊についての説明が流れる。その後、悪霊を目覚めさせる呪文が再生されると、あっという間に悪霊が目覚めリンダに乗り移り、アッシュを襲いはじめるのだった…というストーリー。
続編ということだが、森の中の小屋に男女が行き、考古学者の残したテープを聴き…と、何か前作と同じようなお話。
じゃあ、セルフリメイクなのか?いや、前作の小屋にまた別の人間たちが迷い込んだ…死霊さんたちは同じ目的でそこにいるんだから、同じ被害にあっているだけ…という解釈も十分できるわけで、続編として成立しているのは間違いない。
でも、サム・ライミのデビュー作であった前作の、稚拙な演技、無駄な演出、あまりにも雑な特撮など、商業作品として最低限クリアすべき部分が満たされていない点を、とりあえず補っておきたいという気持ちからなのか、“やり直し”感がどうしても溢れる続編に…。そういうことではなかろうか。
死者の書についての説明も、発見当時の様子を差し込んだりして、世界観がわかりやすくなっている。前作のように登場人物がいっぺんに登場するのではなく、後から教授の娘一行が登場する二段構えになっているのも良い構成。続編ゆえに、はじめのアッシュとリンダが被害にあうくだりは、急展開。リンダがあっというまに餌食になる様は、最近のホラー映画では見られない斬新な展開といえる。
演者のレベルも上がっており、特にブルース・キャンベルの演技は、すばらしい。まだまだ高度とはいえない特殊メイクに、ブルース・キャンベルの極端な顔芸で寄せていくという荒業。本作のMVPといってよいかも。その特撮についても、前作に比べたら、格段に洗練されたと思う。
そして、自分で切った腕に、チェーンソーを装着するという、悪ノリ。でも、あんまり秘密兵器になっていないトホホ感。これらを前作同様の絶妙なカメラアングルがまとめあげている。サム・ライミ節が満開である。ゲロゲロ、グチャグチャの内容なのに、何故かホッとしてしまうのは何故なのか。
最後のタイムスリップで、ちょっとド肝を抜かれる。これは三作目への布石なのか?!この二作目を観て、三作目を観ない人間はいないだろう。ちょっくら借りてくる。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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