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公開年:2007年
公開国:アメリカ
時 間:102分
監 督:マイケル・レーマン
出 演:ダイアン・キートン、マンディ・ムーア、ガブリエル・マクト、パイパー・ペラーボ、トム・エヴェレット・スコット、ローレン・グレアム、スティーヴン・コリンズ、タイ・パニッツ、マット・シャンパーニュ、コリン・ファーガソン、トニー・ヘイル、メアリー・パット・グリーソン 他
ノミネート:【2007年/第28回ラジー賞】ワースト主演女優賞(ダイアン・キートン)
コピー:恋愛、結婚、子育て-フルコースを終えた私に、極上のデザートが待っていた。
夫と死別してから、残された3人の娘を育て上げたパティシエのダフネ。娘たちの幸せをとことん願っているのだが、末娘のミリーがダメ男にひっかかって失恋ばかりしていることが、気が気でならない。そこでダフネは、こっそりとWebサイトで結婚を前提に付き合ってくれる男性を募集。応募してきた男性を自ら面接し、気に入った人とミリーをくっつけようと画策するのだったが…というストーリー。
モテない末娘と干渉しすぎる母親↓、その母親のおせっかいで彼氏ができる(それも二人も)↑、二股がバレて両方失う↓、本当に好きな人とそれに向き合う自分を見つける↑…セオリーどおりの上げ下げが展開されるシナリオ。実に教科書どおり。好感が持てる出来映えだと思う。恋愛&ドタバタドラマとしては、かなり秀逸な部類だと思う。
しかし、セックスの話題も気楽に話せる女家族がウケル…なんていう、マーケティング分析が、エージェントの間でなされたのではなかろうか。この浅はかな分析によってもたらされた、随所に散りばめられた下品な演出がいいシナリオを台無しにしている。
『SEX and the CITY』みたいなのが流行っているんだから、こういうコメディチックな映画も同じノリでウケますよ!やるなら中途半端じゃなく、グッとエグい表現にしないと、響きませんよ!今の娘たちはそのくらいじゃなきゃ!…とかなんとか、もっともらしくプレゼンされたんだろう。そんなのにノセられちゃってねえ…。
母と姉妹の間で赤裸々に語られる性的な表現が下品すぎ。ダイアン・キートンの下っ腹なんそ見たくもない。死んだ夫(父親)との性生活が満足行くものではなかったと娘とするなんて、仲の良い親子の域を大きく逸脱している。
欧米人女性の65歳でそのスタイルを維持しているのは大したものだとは思う。だけど、だからといって、そんなおばあちゃんの補正下着姿の下っ腹を見せられて、気分のいいのはマニアだけ。
娘のミリーが、親の干渉によって振り回されるのはいいとしても、二股に甘んじて並行に肉体関係を結んでしまうのも、いかがなものか。自由な性に大して世の中がどれだけ寛容になろうとも、共感できるキャラを逸脱してしまっている。
これ以上、ごちゃごちゃ言わないでおくが、性関係の味付けのおかげで台無しの作品。刺身にウスターソースをかけられたみたい。こんなに「もったいない…」と思わされた作品もめずらしい。残念ながらお薦めできない。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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