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公開年:2000年
公開国:アメリカ
時 間:100分
監 督:ジェイ・ラッセル
出 演:フランキー・ムニッズ、ダイアン・レイン、ケヴィン・ベーコン、ルーク・ウィルソン、ケイトリン・ワックス、ブラドリー・コリエル、クリント・ハワード 他
受 賞:【2000年/第6回放送映画批評家協会賞】ファミリー映画賞
コピー: おんなじ気持ちで笑っていた。おんなじ気持ちで泣いていた。おんなじひとりぼっちがふたり。
ウィリー・モリスのベストセラー自伝小説をもとにした少年と犬のハートウォーミング・ストーリー。
1942年、ミシシッピー州にある田舎町。8歳の少年ウィリーは、同級生と馴染めずいじめられる日々をすごしていた。そんな息子を心配した母親は誕生日プレゼントに子犬をプレゼントする。ウィリーは子犬にスキップと名付け、大親友となる。すると、ウィリーはスキップを通じて、周囲の人たちと徐々に打ち解けていき…というストーリー。
ジャケットを見たら、犬メインのありきたりなふれあい感動モノかと思っちゃう。安易に犬を使ってのお涙頂戴映画かと思ったら、ちょっと違った。
舞台は第二次世界大戦時のアメリカ。アメリカ国内のお話で、戦地ではないながらも配給制が布かれており、結構緊迫している情勢。不穏な空気の中でも、子供はどの時代も変わりなく、いじめいじめられながら成長していく
はじめは、いじめられっ子の日々の話で、犬は脇役でしかない。
なんてことのないストーリーなのに、まったく飽きずにひきつけられる。“犬がいたあの日…”って感じで、全編にわたって、じんわりと暖かいものが流れている感覚。
後半になると趣が変わって、出征先から戻ってきてしまった憧れの隣人ディンクのくだりや、過去にスペイン内戦で足を失い偏屈になってしまった父親との和解など、男らしさというか人間らしさってなんだろう、生きるってなんだろう…ってところに焦点が移っていく。
ただ、ちょっと理解できかったのが、犬が戦地で使われているニュース映画を観て、スキップを軍隊に入れようとしちゃうくだり。軍にいれたら別れることになるのに、なぜそれを望むのか、まったくピンとこない。
また、父親や隣人の若者ディンクのくだりも、掘り下げきれておらず、ちょっと不完全燃焼気味。でもそこは、実話だから、仕方がないんだろうね。
犬を飼っている人なら、最期はぜったい経験すること。ベッドに上がれなくなるまで長生きして、ああいう感じの最期を迎えるところを見ると、やっぱりグっときちゃうな。犬とはああいう関係でありたいと思う。
犬を飼っているかいないかで全然感想が異なると思われるが、今時の映画では考えられないほど、緩くて毒がなくて、それが逆に新鮮な作品。意外な良作。軽くお薦め。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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