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公開年:2009年
公開国:日本、韓国
時 間:122分
監 督:キム・テギュン
出 演:石黒英雄、渡辺大、水川あさみ、山本耕史、弓削智久、森脇史登、足立理、半田晶也、瀧本美織、山本龍二、深水元基、阪上和子、阿見201、大村彩子、金守珍 他
コピー: 本当の地獄は、これからだ。
高校生の明はたちは、街中で吸血鬼に襲われる少女を発見。救出を試みるも逆襲されピンチに。そこで謎の女性・冷に救われる。冷は、行方不明になってる明の兄が、とある島にいることを告げる。兄を救うために上陸を決意する明。そして明を一人で行かせられないと考えた友人たちは、冷に導かれ島へ上陸。しかし、島は吸血鬼と化した者たちに支配されていた…というストーリー。
マンガ原作。いかにもティーン向けの作品。この手のライト猟奇モノ的な作品も、ちょっと食傷ぎみ。さて、大人の鑑賞に堪えるか否か。
冒頭の、無駄に声を出しながら逃げたり、「あの女に騙されなければ…」とか、死にそうになって「何だろう、あんたのその血の匂いがとてもおいしそうなんだよ…」とか、とてもピンチの場面とは思えない説明的なセリフにうんざり。この監督にセンスが無いことがはじめの3分でわかる…というか、この韓国人じゃないか。セリフの機微とかピンときてなくて、シナリオどおりそのままなんだろうな。脚本家も悪いわ。
まあ、確かにライティングとかカメラワークは、韓国映画っぽいけど。
実は『デイブレイカー』と似たようなプロット。なのに、この差は何か。細かい設定をしっかり詰められておらず、説得力を持たせることができてい。これに尽きる。公式には存在しない島がありましたとさ…とか、それだけで済ませちゃダメだね。
カギが落ちて、逃げることができました…って、トムとジェリーレベル。
事件の事始も非常につまらない。そんな致命的なモノを閉じ込めているなら、部外者がフラっと来て簡単に開けられるような状態にするわけがない。実にくだらない。「そんなことも知らずに俺は…」って、知ってるほうがおかしいだろ。
デブも科学オタクも、何の活躍もせずに、死にもしないというキャラクターの無駄さ加減。登場時点から死亡フラグが立ってるのにな。根本的に、友達連中が自発的にくる流れが不自然極まりないんだけどね。
白塗りのバンパイアが美しくないという、ダサさ。「少しは自分の力をわきまえろ!」って、なんか日本語のセリフ廻しも変だし。“師匠”とやらの存在も意味がよくわからん。
最期、兄貴だって感染していないかもしれないじゃん。何で、疑念を抱かせないように、しっかりと吸血鬼の血が入って感染した描写を入れないのか。
本当に稚拙なシナリオ。どうせ作るなら、もっとちゃんと詰めればいいのに。製作姿勢を疑いたくなる。“THE 子供騙し”。いい大人が観る作品ではない。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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