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公開年:1978年
公開国:アメリカ
時 間:101分
監 督:ウォーレン・ベイティ、バック・ヘンリー
出 演:ウォーレン・ベイティ、ジュリー・クリスティ、ジェームズ・メイソン、ジャック・ウォーデン、チャールズ・グローディン、ダイアン・キャノン、ヴィンセント・ガーディニア、R・G・アームストロング、バック・ヘンリー、ウィリアム・ボガート 他
受 賞:【1978年/第51回アカデミー賞】美術監督・装置(Paul Sylbert、Edwin O'Donovan、George Gaines)
【1978年/第36回ゴールデン・グローブ】作品賞[コメディ/ミュージカル]、男優賞[コメディ/ミュージカル](ウォーレン・ビーティ)、助演女優賞(ダイアン・キャノン)
ロサンゼルス・ラムズのQBのジョーは、交通事故に遭ってしまい急死してしまう。しかし、本当は残りの寿命は50年残っていたにもかかわらず、天使のミスによって天国に連れて行かれてしまったのだ。天使のミスに気づいたものの、すで火葬されており、戻る肉体は無くなっていた。スーパーボウル出場の夢を捨てられないジョーは、代わりの肉体を探すように天使に要求するが、適当な死亡者はなかなか見つからない。妻と秘書に殺された大富豪を紹介されたが、ジョーはアスリートでないことを理由に断ろうとする。しかし、そこに大富豪の事業に講義しにきたベティという女性に惹かれてしまい…というストーリー。
大富豪に憑依して会社の改革をしはじめちゃって、『デーヴ』とか『チャンス』みたいな展開になるのかなと思っていると、しっかりアメフトの流れに揺り戻す。会社の問題をアメフトチームの問題を引き合いに出して片付けちゃうところなんか、なかなかおもしろかったし、社内の抵抗勢力のキャラも立っていたから、その流れで展開すると思わせておいて、そうしないんだもん。スカしの技術がスゴい。
話があっちにいったりこっちにいったりと、普通ならとっ散らかりそうだけど、しっかりまとめているどころか、観客の予測の一枚上を行く脚本には感服する。大富豪としての命が尽きた後、どういう展開になるのかなんて、ちょっと予測がつかなかったね。
事故にあうところなど、誰が観ても展開がわかる部分なんて、変にダラダラと煽ったりしない所も好き。
最後のオチは「それでいいのか?」って思う人も多いだろう。正直、私も観終わってなんかピリっとしないと感じた。ジョーは記憶を無くして今後は別人として生きていくことになる(このこと自体、ものすごく納得しかねる展開なんだけど)、その後、ベティと出会って、何かを感じあった二人が一緒に歩き始める…って終わり方。確かに、人は見てくれじゃなくって目の光がどうのこうのって会話をベティと大富豪はしていて、伏線にはなっているのだけど。
でもね、長い付き合いで且つ諸々の事情も知っているコーチが目を見ても、こりゃあジョーじゃねえな…って感じたくらいなのにさ、女にはわかるのよ…って、ちょっとコーチがかわいそすぎやしませんか?ってこと(屋内の電気だって切れたのに、放っておかれてるしね)。
引っかかるのはそこくらいで、上質なファンタジーでありコメディでもある名作。お薦め。吹き替え版のDVDが欲しい。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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