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image1720.png公開年:2010年
公開国:日本
時 間:130分
監 督:佐藤信介
出 演:二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、夏菜、綾野剛、水沢奈子、千阪健介、白石隼也、伊藤歩、田口トモロヲ、山田孝之、戸田菜穂、浅野和之、小林一英、小松利昌、落合扶樹、市川千恵子、春名柊夜、古澤裕介、土平ドンペイ、Merii、阪田マサノブ、越村友一、緑友利恵、橋本まつり、長江英和、玄覺悠子、若葉竜也、奥瀬繁、平野靖幸、大石将史、神威杏次、五十嵐翔、早川恭崇、柴田愛之助 他
コピー:なぜ、戦うのか──

就職活動中の大学生・玄野は無気力な毎日を過ごしていた。ある日、玄野は地下鉄のホームで、小学校時代の幼馴染・加藤を見かける。加藤は落下した人を救出するために線路に降りる。一瞬躊躇した玄野も線路へ降りて、一緒に救出するが、脱出が間に合わず通過する電車にはねられ命を落としてしまう。しかし、死んだはずの2人はとあるマンションの一室に瞬間移動。そこには、死んだはずの人々が同様に集められていた。やがて部屋の中央にある謎の黒い球体から、“星人”と呼ばれる者を抹殺しろという指令が下される。玄野たちは、理由もわからないまま、いきなり戦いの場へと転送されるのだったが…というストーリー。

ほとんど青年マンガ誌を読まない。黒いぱっつんぱっつんの服装で戦闘をするGANTZというマンガがそれなりにヒットしていことは知っていたけど。独創的と評価されており確かにその通りではあるが、『マトリックス』が1999年、『CUBE』が1997年であることを考えると、決して先進的というわけではない。
オチは知らないけれど、もし第三者が殺人ゲームを愉しむため仕掛けだとすると、『バトルロワイアル』とか『プレデターズ』に似たテイスト。問答無用でゲームに巻き込まれていく不条理感なんかは、やはり『CUBE』に近いので、ユニークなプロットだとは言いにくいものがある。

原作者がどう考えるかはわからないが、舞台を外国にするのは容易。リメイクというよりも世界観の広がりという形で発展させることも可能で、“GANTZサーガ”にすることも可能だろう。その点、『CUBE』よりもビジネス的な可能性を感じさせてくれるが、そういう方向性にもっていくフィクサーはいないのか。というか、日本テレビが映画化権を獲得してしまったことが、本当に正解だったのかどうか。何年後には海外で映画化することが可能になる契約であればいいのにね。
#黒い玉がニューヨークのアパートの一室にあっても何の問題もないものね。

ハリウッド映画に劣らない映像技術。敵のデザインの奇の衒い方も絶妙で、そこに日本の市街地の雰囲気が加わり、まさにクレイジー・ジャパンが体現できていると思う。
戦闘シーンの疾走感と、日常世界の緩急の具合も非常によろしくて、130分間まったく飽きずに観続けることができた。真夜中に鑑賞したのだが、先日の『トイレット』や『SPACE BATTLESHIP ヤマト』で襲ってきた睡魔の襲来は無し。日本のSFアクション映画として、初の成功例かも…そう思えるほど。
#原作を知らないからそこまで思えるのかも知れないけど。

死亡者が生き返ることや、あの戦闘している世界がバーチャルなのかリアルなのか…、諸々の整合性を考え始めると、このお話は破綻しそう(というか興醒めしてしまいそう)な気がするので、「宇宙人のテクノロジーでした!」敵なふわふわした状態にしておいたほうがいいんだろうね(原作を読んだら答えはわかるのかもしれないが、積極的に読む気はなし)

昨今の蒸し暑さを忘れさせてくれる一本だったので、お薦めしたい。『SPACEBATTLESHIP ヤマト』の3倍くらい楽しめた。




負けるな日本

 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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