[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
公開年:2012年
公開国:アメリカ
時 間:129分
監 督:オリヴァー・ストーン
出 演:テイラー・キッチュ、アーロン・ジョンソン、ブレイク・ライヴリー、ジョン・トラヴォルタ、ベニチオ・デル・トロ、サルマ・ハエック、デミアン・ビチル、エミール・ハーシュ、サンドラ・エチェべリア、シェー・ウィガム、ゲイリー・ストレッチ、ホアキン・コシオ、レナード・ロバーツ、ジョエル・デヴィッド・ムーア、ショーン・ストーン 他
コピー:野蛮の限りを尽くしても、最愛の女は取り戻す。
植物学者のベンと元傭兵のチョンは、経歴も性格も正反対だが大親友。かつてチョンが戦地から持ち帰った大麻の種を元に、ベンが植物学者としての知識を最大限に投入して育成。その高品質さゆえに、彼らが大麻販売事業は大成功し、ひと財産を築くのだった。2人は、共通の恋人オフィーリアとともに、カリフォルニア州の高級リゾート、ラグーナ・ビーチで優雅に暮らしていた。そんなある日、彼らに、メキシコの巨大麻薬組織バハ・カルテルが接触してくる。彼らは業務提携を迫ってきた。納得できない条件だったが、表立って拒否すると何をされるかわからない。特にベンは商売も潮時と考えていたことから、事業を丸ごと放棄して3人で国外に逃亡しようと計画する。しかし、2人のノウハウがどうしても欲しいバハ・カルテルの女ボス・エレナは、オフィーリアを誘拐し事業への協力を迫るのだった。やむなく指示通りに従う2人だったが、オフィーリアを1年監禁すると聞かされる。オフィーリアを解放してほしければ、身代金が必要だという。どうしてもオフィーリアを救いたい2人は金をかき集めるがどうしても足りない。そこで、麻薬取締局の悪徳捜査官デニスと、かつての傭兵仲間の協力を得て、バハ・カルテルの現金輸送車から300万ドルの現金を奪い、エレナの弁護士アレックスの仕業に見せかける計画を立てるのだったが…というストーリー。
大麻取引に、主人公の一人は傭兵あがり、一人の女性を共有。ヒッピー上がりのオリヴァー・ストーンが好きそうな内容ではある。プロットはものすごくおもしろいくて、なかなかのクライム・サスペンスなのだが、おそらく原作がおもしろいのであって、監督がいい仕事をしているわけではない。
まず、話が動き始めるまで40分以上。ものすごくテンポが悪い。いろいろ設定が複雑なのはわかるのだが、これくらいの内容で、この展開の遅さはないかな(100分程度でまとまる内容だと思う)。もしかしてオリヴァー・ストーンてヘタクソなんじゃね?と疑いたくなる。
大体にして、オーの語りで入る意味あっただろうか。オーが誘拐されている最中の、ベンとチョンの行動についても彼女のナレーションが入るのだが、この演出は正しいだろうか?
エレナは自分が交渉している相手が傭兵上がりであることを知らないのだろうか?そんなの何の問題にもならないと思ってるのか?また、エレナとオーが、親しくなっていく様子を描く意味はあっただろうか。描くなら描くで、実の娘との距離を埋めたい彼女の欲求と、ビジネスの駒として扱うべきであるというシビアさの間で揺れるとか、心の揺れを描くべきではなかろうか。
作戦の大部分は傭兵仲間の協力によって成り立っている。こんな危険な仕事に協力してくれるのだから、チョンと深い絆があるんだろう。でも、まったく彼らについてはスポットが当たっていない。
ラドがエル・アズールに通じるのは良いとしても、裏切り方が中途半端だし、“暴君”としてのの描き方が古臭い。デル・トロ演じるラドが一番の敵役のはずなのだが、あまりすっきりとした終わり方になっていない。
なかなか面白いのに、これだけ不満が湧いてくるってスゴイ作品だ…なんて思っていると、ラストがアゴがはずれるくらいのクソ演出だった。若ぶった演出かな。ダサすぎて救いようがないかも。
アフリカにいるかもしれない?って、オーは自分のこと語っているのではないのか?本当にオーのナレーションの意味がわからないわ。
正直、「ラリってんじゃねえか?この監督…」と思ったよ。別の監督が撮ったら、快作になっただろう。残念。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |