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image1894.png公開年:2011年
公開国:日本
時 間:95分
監 督:坂本浩一
出 演:福士蒼汰、渡部秀、高橋龍輝、清水富美加、真野恵里菜、三浦涼介、高田里穂、桐山漣、菅田将暉、坂田梨香子、冨森ジャスティン、志保、土屋シオン、田中卓志、鶴見辰吾、荒井敦史、君嶋麻耶、岩永洋昭、有末麻祐子、甲斐まり恵、宇梶剛士、ダンテ・カーヴァー、人見早苗、渡辺梓、益岡徹 他



宇宙から隕石群が世界中に落下。死の商人『財団X』は栄光の7人ライダーの攻撃を跳ねのけ、隕石に付着していた未知の宇宙物質“SOLU”の入手に成功。隕石は時空を歪ませ、未来と通じるワームホールをつくってしまう。そこから登場した“仮面ライダーポセイドン”は、里中や比奈を襲撃。救援にかけつけたバースとプロタイプバースも倒されてしまうが、そこに火野映司が駆けつけるが、何故か消滅したアンクの姿がそこにあった…というストーリー。

所詮子供向けのヒーローアクション物と思うなかれ。自身もスタントマン出身で、アクション監督をした作品は数しれない坂本浩一監督(本作でもアクション監督兼務)。とにかく、ワイヤーアクションとカメラアングルと移動が、ズバ抜けてすばらしい。ああ、紐で引っ張られてるなーという興醒めは一切なし。本当にズザーッ、ビャーッと跳んでいる感じ。さらに、そのアクション画像とCGの合成が実にシームレス。とうとうこのレベルまで来たか…という印象。昨今のハリウッドアクションのように、妙な軽さはなく、人間が飛んでいるしっかりした“重さ”が伝わってくる。子供のためにレンタルしたお父さんお母さんも、思わず画面に吸い込まれるに違いない。画面がちゃらちゃら動くパチンコに中毒になるくらいだから、同じ感覚で目がうばわれるでしょう。動いているのが、どういうライダーなんだかどうでもいいくらい、面白いようによく動いている。

脚本家は2名で、オーズのパートが小林靖子の模様。相変わらずのウェットでこねくり回したような話が、テンポを阻害しているが、まあ、3パートのうちの一つなので、いい緩急になって結果オーライ。でも、仮面ライダーアクアがどういう経緯でライダーになったのかもよくわからん(鴻上とは無関係?)。きちんと説明できればおもしろくなると思うのだが。男の子がこだわる部分を見事にスルーするね、この人。オーズ本編ではアンクは消滅し火野映司も変身不能になって終了、どうやって映画に登場させるのかは、脚本家の腕の見せ所と思われていたのだが、未来のメダル、アンクも…って、もう夢オチレベルだもんなぁ。

栄光の7人ライダーは玩具のために借り出されただけで、出演自体が無意味(ライダー部の名前の由来の説明だとしても、大きな子供しか気付かないし)。お父さん世代の懐かしハートをくすぐるという意図があったかもしれないが、その点は逆効果。何で敵がわざわざ、仮面ライダーをメダル3個とイッチ4個にしなくてはいけないのか意味がわからないからね。レム・カンナギは馬鹿丸出しじゃん。まさに子供騙し。さらに出てきたところで、大した活躍もしないという、超ダメ演出。きちんとアクションで魅せることに注力させるべき。東映とBANDAIの要求が悪すぎなんだろう。こういう勢ぞろいシーンみたいなのが、軒並みおもしろくないのって、現場の静かな反抗だったりして。

新ライダーも新フォームもたくさん登場で、よく盛り込んだなぁとは思うけど、シナリオ自体は大したレベルではない。それを、アクションだけでここまで盛り上げた坂本浩一監督、恐るべし。仮面ライダー映画としては、近年随一の出来映え。

 

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