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公開年:1995年
公開国:アメリカ
時 間:130分
監 督:テリー・ギリアム
出 演:ブルース・ウィリス、マデリーン・ストー、ブラッド・ピット、クリストファー・プラマー、ジョン・セダ、H・マイケル・ウォールズ、ボブ・アドリアン、サイモン・ジョーンズ、ジョセフ・メリト、デヴィッド・モース、キャロル・フローレンス、フランク・ゴーシン、リサ・ゲイ・ハミルトン、ブルース・カークパトリック、マット・ロス、クリストファー・メローニ、ケヴィン・シグペン、ジョセフ・マッケナ 他
受 賞:【1995年/第53回】ゴールデン・グローブ】助演男優賞(ブラッド・ピット)
コピー:み・ん・な・消・え・る
謎のウィルスによって全人類の99%が死滅し、生き残った人類が地下に住むことを余儀なくされている世界。2035年、人間たちはその原因を探るために、タイムマシンでジェームズ・コールという囚人を過去に送り出す。謎へのヒントは、ウィルスを散布したとされる“12モンキーズ”と名乗る団体名のみ。しかし、1996年に行く予定だったコールは、タイムマシンの誤動作によって1990年に到着してしまう。挙動のおかしな彼は、精神病院送りとなり、、患者仲間のジェフリーと医師キャサリンと出会う。キャサリンはコールを妄想を見ていると診断するのだが…というストーリー。
完動しているタイムマシンとはとても思えないアナログのギミックに、まともな知識を持っているのか甚だ怪しい科学者たち。ウイルスで滅亡しかかっている未来世界の様子は、まさにテリー・ギリアム節が満開。対して過去世界のパートはハリウッド映画然としていて、テリー・ギリアムとハリウッドが一番きれいに融合した作品だと思う。
タイムマシンネタっていうのは諸刃の剣で、自由自在に過去に戻れるんなら、どうにもなるじゃないか…とか、よーく考えると矛盾してないか?とか、観客を興ざめさせる要素にもなりかねない。本作だって、冷静になればつっこみどころは多いかも。だって、最後の空港に、別の仲間が駆けつけることができたわけだから、もう一回チャレンジすりゃいいじゃんってことになる。まあ、このタイムマシンの挙動込み込みで、運命は一本線ってオチなんだと思うけど、あのポンコツなタイムマシンの様子なんかを見せられると、なんかそういうパラドックス的なところに思索を巡らす気が失せるんだよね。そういうこと考えるのって野暮な気がして、純粋に世界観を愉しむべきなんじゃね?と。で、ブルース・ウィリスの演技もあまりにも人間臭くてね。そのおかげで、けっこう骨太なSFなのに、純粋にサスペンスとしてハラハラを愉しめる。
ブルース・ウィリスにブラッド・ピットと、こんな風にメジャーどころを堂々と配役すると、取ってつけたようになって浮いちゃう場合も多いけど、もう、精神病院でイっちゃってる彼らが秀逸すぎて、作風にがっちりマッチ(しすぎ)。
結局は任務失敗…とか、タイトルの“12モンキーズ”がスカし…とか、謎解きや伏線の回収は色々あるけれど、観るたびに新しい気付きがある。結構、画面が伝える情報量が多くて、観客が一度に捉えるきれる以上のものがそこにあるね(決してわかりにくわけではない)。名作の証拠。何度みても納得のおもしろさ。
#レイトン教授の音楽ってどこかで聴いたことがあるなぁ…と思ってたんだけど、本作の音楽だったな。うん。
公開国:アメリカ
時 間:130分
監 督:テリー・ギリアム
出 演:ブルース・ウィリス、マデリーン・ストー、ブラッド・ピット、クリストファー・プラマー、ジョン・セダ、H・マイケル・ウォールズ、ボブ・アドリアン、サイモン・ジョーンズ、ジョセフ・メリト、デヴィッド・モース、キャロル・フローレンス、フランク・ゴーシン、リサ・ゲイ・ハミルトン、ブルース・カークパトリック、マット・ロス、クリストファー・メローニ、ケヴィン・シグペン、ジョセフ・マッケナ 他
受 賞:【1995年/第53回】ゴールデン・グローブ】助演男優賞(ブラッド・ピット)
コピー:み・ん・な・消・え・る
謎のウィルスによって全人類の99%が死滅し、生き残った人類が地下に住むことを余儀なくされている世界。2035年、人間たちはその原因を探るために、タイムマシンでジェームズ・コールという囚人を過去に送り出す。謎へのヒントは、ウィルスを散布したとされる“12モンキーズ”と名乗る団体名のみ。しかし、1996年に行く予定だったコールは、タイムマシンの誤動作によって1990年に到着してしまう。挙動のおかしな彼は、精神病院送りとなり、、患者仲間のジェフリーと医師キャサリンと出会う。キャサリンはコールを妄想を見ていると診断するのだが…というストーリー。
完動しているタイムマシンとはとても思えないアナログのギミックに、まともな知識を持っているのか甚だ怪しい科学者たち。ウイルスで滅亡しかかっている未来世界の様子は、まさにテリー・ギリアム節が満開。対して過去世界のパートはハリウッド映画然としていて、テリー・ギリアムとハリウッドが一番きれいに融合した作品だと思う。
タイムマシンネタっていうのは諸刃の剣で、自由自在に過去に戻れるんなら、どうにもなるじゃないか…とか、よーく考えると矛盾してないか?とか、観客を興ざめさせる要素にもなりかねない。本作だって、冷静になればつっこみどころは多いかも。だって、最後の空港に、別の仲間が駆けつけることができたわけだから、もう一回チャレンジすりゃいいじゃんってことになる。まあ、このタイムマシンの挙動込み込みで、運命は一本線ってオチなんだと思うけど、あのポンコツなタイムマシンの様子なんかを見せられると、なんかそういうパラドックス的なところに思索を巡らす気が失せるんだよね。そういうこと考えるのって野暮な気がして、純粋に世界観を愉しむべきなんじゃね?と。で、ブルース・ウィリスの演技もあまりにも人間臭くてね。そのおかげで、けっこう骨太なSFなのに、純粋にサスペンスとしてハラハラを愉しめる。
ブルース・ウィリスにブラッド・ピットと、こんな風にメジャーどころを堂々と配役すると、取ってつけたようになって浮いちゃう場合も多いけど、もう、精神病院でイっちゃってる彼らが秀逸すぎて、作風にがっちりマッチ(しすぎ)。
結局は任務失敗…とか、タイトルの“12モンキーズ”がスカし…とか、謎解きや伏線の回収は色々あるけれど、観るたびに新しい気付きがある。結構、画面が伝える情報量が多くて、観客が一度に捉えるきれる以上のものがそこにあるね(決してわかりにくわけではない)。名作の証拠。何度みても納得のおもしろさ。
#レイトン教授の音楽ってどこかで聴いたことがあるなぁ…と思ってたんだけど、本作の音楽だったな。うん。
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クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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