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公開年:1988年
公開国:アメリカ
時 間:85分
監 督:ロバート・K・ワイス
出 演:レスリー・ニールセン、プリシラ・プレスリー、ジョージ・ケネディ、リカルド・モンタルバン、O・J・シンプソン、ナンシー・マーチャンド、スーザン・ボービアン 他
ベイルートにて、アメリカに敵対する国々による極秘会議が催されていた。アメリカへのテロ攻撃を実施すべしと盛り上がった所で、執事に変装して潜入していたロス市警のフランク・ドレビン警部が乱入。会議をめちゃくちゃにブチ壊すのだった。帰国したドレビンが帰国すると、同僚のノードバーグの入院先へ向う。ノードバーグは、あるヘロイン密輸事件の捜査の際に銃撃され意識不明の重態となっていた。彼の意識がないため、その事件のあらましはわからずじまいだった。その頃、ロスはエリザベス女王の訪米を控え、慌しさを増していたが、その女王歓迎委員会の議長を務める財閥の総帥ルドウィグが、ドレビンの追っていた事件に関係していると考え、会社を訪ねるのだったが…というストーリー。
似たようなノリのコメディは山ほどあるが、本作の秀逸さは、他の単なるおふざけコメディ作品とは一線を画している。それは、いわゆるハリウッド作品のお約束を揶揄するという基本視点がベースにあるからだと思う。
考え事をしていたら山に行っちゃった…なんていうギャグは、本作の中ではツマらない部類だと思うが、映画のご都合主義的な編集を揶揄しているわけで、コンセプトとしては正しいと思う。
まあ、ベースがそうだというだけで、くだらない小ネタもドタバタも満載なんだけどね。
いきなり、反米国によるテロの相談からはじまり、そこにゴルバチョフがいるというのが何とも時代を感じるわけだが、このシーンの政治ギャグだけは、本作のテイストからちょっとズレるかもしれない。でも、吹き替え音声で観ると、くっだらないオヤジギャグの連発で、掴みとしては大成功だと思う。邦題からしてそうなんだけど、日本のポストプロダクションがいい仕事をしていると思う。。
本作のレスリー・ニールセンに限ったことではないのだが、コメディ映画の主人公が笑わないというのは、やっぱり大事なポイントだと思う。さすがにMr.ビーンのレベルになると狂人色が強すぎて、逆に笑えなくなってしまうのだが、本作のドレビンは適度。無表情なのではなく、喜怒哀楽はある。でも、彼の“楽”の表情は気持ちよかったとか、コミュニケーション上の微笑みこそあれ、笑いはしない…というのが徹底している。
スポーツ選手上がりで、おそらくたいした演技もできないであろうO・J・シンプソンを、その粗を目立たせることなく、最大限に効果的に利用した演出方法も秀逸かと。
深夜に放送してたら、なんだかんだで最後まで観ちゃう作品。この手の、途中で寝ちゃっても悔しくない作品を、金曜、土曜の深夜にどんどんやるべきなんだよなぁ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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