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公開年:2012年
公開国:アメリカ
時 間:109分
監 督:バルタザール・コルマウクル
出 演:マーク・ウォールバーグ、ケイト・ベッキンセイル、ジョヴァンニ・リビシ、ベン・フォスター、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、J・K・シモンズ、ルーカス・ハース、ディエゴ・ルナ、デヴィッド・オハラ、ウィリアム・ラッキング、オラフル・ダッリ・オラフソン、ロバート・ウォールバーグ、ジャクリーヌ・フレミング、コナー・ヒル、ブライス・マクダニエル 他
コピー:全員、コイツにだまされる
愛する者を守る為、この男《究極のトリック》を密輸する。



“世界一の運び屋”と呼ばれるほど完璧な仕事で名を馳せたクリス。現在は愛する妻と息子達との生活のため、裏社会とは縁を切り、警報装置の設置業者を営んでいる。ところが、コカインの運びやをこっそりやっていた妻の弟アンディが、税関から逃れるためにコカインを海に投棄してしまい、その責任を負わされて組織から命を狙われることになってしまった。クリスは組織のボス・セバスチャンと話をつけにいくが、取り付く島もない。それどころか家族の命までが危険に冒される事態に。コカインの対価を返済するためには、再び裏の仕事をするしかないと覚悟を決めたクリスは、かつての仲間に声を掛け、パナマからの偽札密輸を計画するのだった…というストーリー。

本作は、監督のバルタザール・コルマウクルがアイスランドで撮った自作のセリフリメイクであるとのこと。確かにヨーロッパ臭は漂っている。
元を知らないので、比べようもないのだが、こなれている感じは確かに感じる。結構なテンポでストーリーが展開していくのだが、判りやすく且つスピード感が衰えることがない。

『テッド』みたいなコメディもやれば、時間を開けずに本作のようなアクションもこなすマーク・ウォールバーグ。もちろん『ブギーナイツ』みたいなドエロ作品も躊躇なくこなすのに、作品を観ている最中は、別ジャンルを演じている彼のことが頭をよぎることはない。このメリハリと演じわけが彼のスゴイところ。
同じようにエロ作品とシリアス作品を行ったり来たりしているジュリアン・ムーアの場合は、どうしても頭をよぎる。「ああ、こっちの作品はエロ要素がない方なんだな…」みたいに。
一方、ケイト・ベッキンセイルは、本当に彼女じゃなきゃこの役ダメか?っていうくらい勿体無い感じ。いいようにチンピラに脅されて、殺されかけるだけの、いいとこなしの役。

さすが超一流の運び屋、数々のピンチをギリギリのところですり抜けていく様子は実に痛快なのだが、それを超えるように次々と難関が押し寄せる。そりゃそうだ、ハメられてるんだもん。特に、パナマ以降はカオス状態になるが、その丁々発止と追い詰められ方が実に愉しい。『インファナル・アフェア』のような青臭さもある、いい雰囲気だ。敵役の小者臭が、逆にリアルさというか臨場感に繋がっているのもウマいと思う。

バッドエンドと、ハッピーエンドの振幅も、最近あまり観られない感じで好感が持てる。あまり評価されていないけれど、観て損はない作品だと思う。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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