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公開年:1978年
公開国:アメリカ
時 間:116分
監 督:コリン・ヒギンズ
出 演:ゴールディ・ホーン、チェヴィー・チェイス、ダドリー・ムーア、バージェス・メレディス、レイチェル・ロバーツ、ブライアン・デネヒー 他
ノミネート:【1978年/第51回アカデミー賞】歌曲賞(作曲:チャールズ・フォックス、作詞: ノーマン・ギンベル『愛に生きる二人』 Ready to Take a Chance Again)
コピー:結末はどんどん人にしゃべって下さい!?
右手にピストル!左手にアンブレラ!奇妙なコンビの全く新しい犯罪(サスペンス)コメディの大傑作!!
世界親善旅行中のローマ法皇がサンフランシスコを訪れることが決まったその日、もてなし役となるサンフランシスコの大司教が何者かに暗殺されてしまう。その頃、離婚したばかりのグローリアが帰宅する途中、車のトラブルで困っている男性がおり、街まで乗せてあげることに。スコットと名乗ったその男性は、タバコを吸いすぎてしまうからとグローリアにタバコの箱を預ける。街に付くと、スコットは用事をたした後、映画館で会わないかと持ちかける。まんざらでもなかったグローリアがはOKし、二人は一旦別れる。先に映画館に入っていたグリーリアのところにやってきたスコットは、彼女に「殺人がある。小人に気をつけろ」という謎の言葉を残し死んでしまう。驚いたグローリアは映画館の支配人を呼びに行くが、戻ってみると遺体が消えている。それ以降、グローリアの近辺に、白皮症の男が出没するようになり…というストーリー。
冒頭部分のあらすじを書き出してみるとなかなかシリアスな内容に見えちゃうけど、実際は、マジなんだかコメディなんだかよくわからない不思議なノリではじまる作品。後半に進むにつれコメディ寄りになっていくんだけど、結局、ノリを掴めずじまいで終わってしまったのかもしれない。決してつまらなかったわけではない。ある意味、高度すぎて私が対応しきれなかっただけかもしれない。
本当にどういうジャンルの映画なのか…すら、最後まで掴ませないってのはスゴいのでは? 結構ガッツリなサスペンス展開なのに、グリーリアを信じてくれるのが、いつ男性に襲われるかとたくさんの防犯グッズを携帯している妄想女友達だけだったりとか、助けを求めた男性がド変態だったりとか。
冒頭に登場するおとぼけ男性は、間違いなくメインキャストのはずなのに、中盤までしばらくお留守だとか。
偉い神父らしき人が殺されるくだりと、タバコの箱との繋がりはなかなか見えないとか、謎解き要素もしっかりしていたし、執拗に追われ、誘拐され、脱出するスリルも満載。かといって、蛇のくだりのスカしっぷりとか、「なんやねん!」って言いたくなるくだらなさ。こんななかなかバラエティに富んだ内容なのに、各要素がバランスよくミックスされていて、侮れない作品。
極めつけは、最後の日本モチーフの謎オペラ。実在するコミックオペラ『ミカド』。これが、トンデモ日本描写に対する不快さを吹き飛ばすくらいのおもしろさ。断片だけなのにおもしろい。その末、最後は何かラブコメみたくなってるし。もう、なにがなんだか…といいながら観客の顔をほころんでしまうという内容。
隠れた良作だな。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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