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公開年:2006年
公開国:アメリカ
時 間:116分
監 督:ラッセ・ハルストレム
出 演:リチャード・ギア、アルフレッド・モリナ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ホープ・デイヴィス、ジュリー・デルピー、スタンリー・トゥッチ、デヴィッド・アーロン・ベイカー、クリストファー・エヴァン・ウェルチ、アントーニ・ノッパーズ、メイミー・ガマー、マイク・ワトフォード、イーライ・ウォラック、ジェリコ・イヴァネク、ピーター・マクロビー、ジョン・ベッドフォード・ロイド、マルセリーヌ・ヒューゴ、スチュアート・マーゴリン、テッド・ノイスタッド 他
コピー:伝説の大富豪“ハワード・ヒューズの偽りの伝記”を執筆した、ある作家の<真実の物語>。
1971年、ニューヨーク。出版社への売り込みを繰り返すが、まったく出版に漕ぎ着けない売れない作家のアーヴィング。やっと出版の約束を得るも、土壇場でキャンセルされてしまう。しかし、出版を見越して借金した上に散財してしまい、追い込まれてしまう。そんな彼に目に留まったのが、伝説の大富豪ハワード・ヒューズの雑誌記事。ヒューズの自伝を書いても、一切人前に出てこない彼ならバレずに済むと考えたアーヴィングは、ヒューズの筆跡を真似て自伝出版許可の手紙を偽造し、出版社へ売り込みを行う。偽造手紙はあっさりと真筆と鑑定され、出版の契約を結ぶと、ニセ自伝執筆に向け親友のサスキンドと一緒に、ヒューズに関する調査を始めるのだったが…というストーリー。
『ギルバート・グレイプ』『サイダーハウス・ルール』『シッピング・ニュース』など、トリアー監督ほどではないが、イタいシチュエーションの作品が多いハルストレム監督。好きな作風の監督の一人なのだが、2005年の『カサノバ』や日本未公開だった『アンフィニッシュ・ライフ』など、ちょっとノリが変わってきて、それと共に不調続きな気がする。
本作は、作品のデキ云々よりも、本作が実話であることの驚きが大きい。
思いつきで筆跡を真似たらあっさりと騙せてしまうという、フィクションだったら逆に陳腐すぎて絶対に採用されないシナリオなんだが、事実なんだから仕方が無い。ヒューズのインタビューもアーヴィングのモノマネとか、なんでバレないのか逆に不思議。事実は小説より奇なりというが、“奇”すぎて思わず神の存在を信じてしまいそうになるくらいだ。
結果として、あっさり詐欺が成功してしまうので、詐欺師の話なら当然あるべき、スピード感やハラハラ感や追い詰められた感じがが薄まってしまったのは、とても残念である。
このまま詐欺師としてストーリーがエスカレートしていくのかと思いきや、終盤は心を病んだ人のお話になってしまう。実は彼の幻想でした!というサプライズにも成りきれておらず、単に軸がブレたように感じられるのもマイナスポイントかも(まあ、そこは逆にハルストレム監督らしいっちゃぁらしいんだが)。
とはいえ、あまり評価が高くないが、それらウィークポイントがありながらも、見ごたえのある仕上がりになっていると思うので軽くお薦めしたい。他作品とはノリが違うリチャード・ギアの演技も悪くないし。その後『HACHI 約束の犬』で、再度一緒に仕事をするのもわかる気がする。相性は悪くないと思う。
もう一度いうが、事実は小説より奇なり。ハワード・ヒューズやニクソンなど、彼ら一人だけで一本映画ができるような人物の影に、こういう珍奇な運命の人がいたこと。そしてそういう歴史を持っているアメリカという国は、本当にエンターテイメントのために存在している国なんだな…と、呆れるやら感心するやら。
#ハワード・ヒューズといえば、レオナルド・ディカプリオ主演の『アビエイター』。そういえば自伝を焼くシーンがあったような無かったような。ちょっと再鑑賞してみようかな。
公開国:アメリカ
時 間:116分
監 督:ラッセ・ハルストレム
出 演:リチャード・ギア、アルフレッド・モリナ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ホープ・デイヴィス、ジュリー・デルピー、スタンリー・トゥッチ、デヴィッド・アーロン・ベイカー、クリストファー・エヴァン・ウェルチ、アントーニ・ノッパーズ、メイミー・ガマー、マイク・ワトフォード、イーライ・ウォラック、ジェリコ・イヴァネク、ピーター・マクロビー、ジョン・ベッドフォード・ロイド、マルセリーヌ・ヒューゴ、スチュアート・マーゴリン、テッド・ノイスタッド 他
コピー:伝説の大富豪“ハワード・ヒューズの偽りの伝記”を執筆した、ある作家の<真実の物語>。
1971年、ニューヨーク。出版社への売り込みを繰り返すが、まったく出版に漕ぎ着けない売れない作家のアーヴィング。やっと出版の約束を得るも、土壇場でキャンセルされてしまう。しかし、出版を見越して借金した上に散財してしまい、追い込まれてしまう。そんな彼に目に留まったのが、伝説の大富豪ハワード・ヒューズの雑誌記事。ヒューズの自伝を書いても、一切人前に出てこない彼ならバレずに済むと考えたアーヴィングは、ヒューズの筆跡を真似て自伝出版許可の手紙を偽造し、出版社へ売り込みを行う。偽造手紙はあっさりと真筆と鑑定され、出版の契約を結ぶと、ニセ自伝執筆に向け親友のサスキンドと一緒に、ヒューズに関する調査を始めるのだったが…というストーリー。
『ギルバート・グレイプ』『サイダーハウス・ルール』『シッピング・ニュース』など、トリアー監督ほどではないが、イタいシチュエーションの作品が多いハルストレム監督。好きな作風の監督の一人なのだが、2005年の『カサノバ』や日本未公開だった『アンフィニッシュ・ライフ』など、ちょっとノリが変わってきて、それと共に不調続きな気がする。
本作は、作品のデキ云々よりも、本作が実話であることの驚きが大きい。
思いつきで筆跡を真似たらあっさりと騙せてしまうという、フィクションだったら逆に陳腐すぎて絶対に採用されないシナリオなんだが、事実なんだから仕方が無い。ヒューズのインタビューもアーヴィングのモノマネとか、なんでバレないのか逆に不思議。事実は小説より奇なりというが、“奇”すぎて思わず神の存在を信じてしまいそうになるくらいだ。
結果として、あっさり詐欺が成功してしまうので、詐欺師の話なら当然あるべき、スピード感やハラハラ感や追い詰められた感じがが薄まってしまったのは、とても残念である。
このまま詐欺師としてストーリーがエスカレートしていくのかと思いきや、終盤は心を病んだ人のお話になってしまう。実は彼の幻想でした!というサプライズにも成りきれておらず、単に軸がブレたように感じられるのもマイナスポイントかも(まあ、そこは逆にハルストレム監督らしいっちゃぁらしいんだが)。
とはいえ、あまり評価が高くないが、それらウィークポイントがありながらも、見ごたえのある仕上がりになっていると思うので軽くお薦めしたい。他作品とはノリが違うリチャード・ギアの演技も悪くないし。その後『HACHI 約束の犬』で、再度一緒に仕事をするのもわかる気がする。相性は悪くないと思う。
もう一度いうが、事実は小説より奇なり。ハワード・ヒューズやニクソンなど、彼ら一人だけで一本映画ができるような人物の影に、こういう珍奇な運命の人がいたこと。そしてそういう歴史を持っているアメリカという国は、本当にエンターテイメントのために存在している国なんだな…と、呆れるやら感心するやら。
#ハワード・ヒューズといえば、レオナルド・ディカプリオ主演の『アビエイター』。そういえば自伝を焼くシーンがあったような無かったような。ちょっと再鑑賞してみようかな。
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クボタカユキ
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男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
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一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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