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公開年:2001年
公開国:アメリカ
時 間:136分
監 督:ロン・ハワード
出 演:ラッセル・クロウ、エド・ハリス、ジェニファー・コネリー、クリストファー・プラマー、ポール・ベタニー、アダム・ゴールドバーグ、ジョシュ・ルーカス、ヴィヴィエン・カーダン、アンソニー・ラップ、ジャド・ハーシュ、オースティン・ペンドルトン、ターニャ・クラーク 他
受 賞:【2001年/第74回アカデミー賞】作品賞、監督賞(ロン・ハワード)、助演女優賞(ジェニファー・コネリー)、脚色賞(アキヴァ・ゴールズマン)
【2001年/第59回ゴールデン・グローブ】作品賞[ドラマ]、男優賞[ドラマ](ラッセル・クロウ)、助演女優賞(ジェニファー・コネリー)、脚本賞(アキヴァ・ゴールズマン)
【2001年/第55回英国アカデミー賞】主演男優賞(ラッセル・クロウ)、助演女優賞(ジェニファー・コネリー)
【2001年/第7回放送映画批評家協会賞】作品賞、主演男優賞(ラッセル・クロウ)、助演女優賞(ジェニファー・コネリー)、監督賞(ロン・ハワード)
コピー:それは──真実をみつめる勇気 信じつづけるひたむきな心
1947年。プリンストン大学院の数学科に入学したジョン・ナッシュは、「この世の全てを支配する理論」を見つけることを願い、一人で研究に没頭していたが、誰とも協調しない彼はクラスメートから孤立していく。多くのクラスメートが論文を書き上げ、進路を決めていく中、焦りを募らせる彼だったが、遂に画期的な“ゲーム理論”を発見。それにより、希望していた、MITのウィーラー研究所に採用されることに。プライベートでは、愛する女性アリシアと結婚。順風満帆に見えたが、彼の明晰な頭脳に目をつけた軍が、極秘の暗号解読という任務を強要。その重圧により精神が追い詰められていき…というストーリー。
昨日の『ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男』と同様に、実在の人物を扱ったストーリーであり、且つ心を病んでしまった描写のあるお話。しかし、あまりにも格が違う。もちろん本作が上だ。
はじめは、ナッシュの存在も知らないし、ゲーム理論も均衡理論も知らずに鑑賞した。いささか社会性や協調性にかけた青年が、自分の才能を開花させるために必死になる物語…と思ってみていたら、なにやら巨大な陰謀の歯車に巻き込まれる展開に。おっと急に舵を切ったなと思ったら、続いて、実は統合失調症で…と。
じゃあ、今まで観ていた、アレもソレも実在しないってことかぁ??!!と、時間を遡ってパラダイムシフトを発生させる映画の構成に、腰が抜けたような感覚になった。単純に“謎解き”だとか“ひっかけ”では片付けられない技だと思う。最終的にはノーベル賞受賞で、荒波を越えた後の達成感のような気分にさせてくれる。観終わった後は、まるで、突然大嵐に遭遇したり、洪水に遭遇したり…と、急激な気候変化に翻弄された旅をしたような気分だった。
統合失調症の苦しみ(本人は現実だとしか思えないものが、存在しないと知った絶望感)とか、妻アリシア側の視点でみるとサイコホラー的な印象になったり、もう、数回観ているが、観る度に印象が少しずつ変わっている。
ジェニファー・コネリー演じる妻が「夢と現実を区別するのは、ひょとすると頭ではなくここ(胸)かも」というセリフを発する。もっともらしくて、感情的には何となく納得してしまいそうになるのだが、実は私はピンときていない。だって、結局ナッシュは、幻の女の子が歳をとっていないことに気付き、それが幻覚であることを認識するわけで、夢と現実を区別したのは心じゃなく、ロジカルな判断力(頭)だったから。
こんな波乱万丈な人のお話なら、そりゃ面白くなるでしょ…と思うかもしれないがそれは違う。このお話、実はかなり現実と乖離している。だって、まるで、ずっと妻が献身的に夫の病気を支えたように描かれているけど、実際はナッシュのホモ浮気疑惑で離婚して、その後40年以上も別居だったらしい(その後、再婚したらしいけど)。大体にしてラッシュの症状が、幻のルームメイトを長きにわたって見るようなものだったのか、よくわからない。
何がいいたいかというと、きちんと、おもしろくなるように手が加えられてのコレなんだよ…ということ。
まあ、いずれにせよ、この何度観てもおいしいことこそ、傑作の証かと。未見の人には強くお薦めしたい。ラッセル・クロウの相手の後頭部の先にピントが合っているような目線。病んだ男の表情がよく演じられていており、お気に入り。
公開国:アメリカ
時 間:136分
監 督:ロン・ハワード
出 演:ラッセル・クロウ、エド・ハリス、ジェニファー・コネリー、クリストファー・プラマー、ポール・ベタニー、アダム・ゴールドバーグ、ジョシュ・ルーカス、ヴィヴィエン・カーダン、アンソニー・ラップ、ジャド・ハーシュ、オースティン・ペンドルトン、ターニャ・クラーク 他
受 賞:【2001年/第74回アカデミー賞】作品賞、監督賞(ロン・ハワード)、助演女優賞(ジェニファー・コネリー)、脚色賞(アキヴァ・ゴールズマン)
【2001年/第59回ゴールデン・グローブ】作品賞[ドラマ]、男優賞[ドラマ](ラッセル・クロウ)、助演女優賞(ジェニファー・コネリー)、脚本賞(アキヴァ・ゴールズマン)
【2001年/第55回英国アカデミー賞】主演男優賞(ラッセル・クロウ)、助演女優賞(ジェニファー・コネリー)
【2001年/第7回放送映画批評家協会賞】作品賞、主演男優賞(ラッセル・クロウ)、助演女優賞(ジェニファー・コネリー)、監督賞(ロン・ハワード)
コピー:それは──真実をみつめる勇気 信じつづけるひたむきな心
1947年。プリンストン大学院の数学科に入学したジョン・ナッシュは、「この世の全てを支配する理論」を見つけることを願い、一人で研究に没頭していたが、誰とも協調しない彼はクラスメートから孤立していく。多くのクラスメートが論文を書き上げ、進路を決めていく中、焦りを募らせる彼だったが、遂に画期的な“ゲーム理論”を発見。それにより、希望していた、MITのウィーラー研究所に採用されることに。プライベートでは、愛する女性アリシアと結婚。順風満帆に見えたが、彼の明晰な頭脳に目をつけた軍が、極秘の暗号解読という任務を強要。その重圧により精神が追い詰められていき…というストーリー。
昨日の『ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男』と同様に、実在の人物を扱ったストーリーであり、且つ心を病んでしまった描写のあるお話。しかし、あまりにも格が違う。もちろん本作が上だ。
はじめは、ナッシュの存在も知らないし、ゲーム理論も均衡理論も知らずに鑑賞した。いささか社会性や協調性にかけた青年が、自分の才能を開花させるために必死になる物語…と思ってみていたら、なにやら巨大な陰謀の歯車に巻き込まれる展開に。おっと急に舵を切ったなと思ったら、続いて、実は統合失調症で…と。
じゃあ、今まで観ていた、アレもソレも実在しないってことかぁ??!!と、時間を遡ってパラダイムシフトを発生させる映画の構成に、腰が抜けたような感覚になった。単純に“謎解き”だとか“ひっかけ”では片付けられない技だと思う。最終的にはノーベル賞受賞で、荒波を越えた後の達成感のような気分にさせてくれる。観終わった後は、まるで、突然大嵐に遭遇したり、洪水に遭遇したり…と、急激な気候変化に翻弄された旅をしたような気分だった。
統合失調症の苦しみ(本人は現実だとしか思えないものが、存在しないと知った絶望感)とか、妻アリシア側の視点でみるとサイコホラー的な印象になったり、もう、数回観ているが、観る度に印象が少しずつ変わっている。
ジェニファー・コネリー演じる妻が「夢と現実を区別するのは、ひょとすると頭ではなくここ(胸)かも」というセリフを発する。もっともらしくて、感情的には何となく納得してしまいそうになるのだが、実は私はピンときていない。だって、結局ナッシュは、幻の女の子が歳をとっていないことに気付き、それが幻覚であることを認識するわけで、夢と現実を区別したのは心じゃなく、ロジカルな判断力(頭)だったから。
こんな波乱万丈な人のお話なら、そりゃ面白くなるでしょ…と思うかもしれないがそれは違う。このお話、実はかなり現実と乖離している。だって、まるで、ずっと妻が献身的に夫の病気を支えたように描かれているけど、実際はナッシュのホモ浮気疑惑で離婚して、その後40年以上も別居だったらしい(その後、再婚したらしいけど)。大体にしてラッシュの症状が、幻のルームメイトを長きにわたって見るようなものだったのか、よくわからない。
何がいいたいかというと、きちんと、おもしろくなるように手が加えられてのコレなんだよ…ということ。
まあ、いずれにせよ、この何度観てもおいしいことこそ、傑作の証かと。未見の人には強くお薦めしたい。ラッセル・クロウの相手の後頭部の先にピントが合っているような目線。病んだ男の表情がよく演じられていており、お気に入り。
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プロフィール
HN:
クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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