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image2155.png公開年:2012年
公開国:イギリス、南アフリカ
時 間:95分
監 督:ピート・トラヴィス
出 演:カール・アーバン、レナ・ヘディ、オリヴィア・サールビー、ウッド・ハリス、ドーナル・グリーソン、ラングレー・カークウッド、ウォリック・グリア、ルーク・タイラー 他
コピー:正義を取り戻す。この男の裁き(ジャッジ)を見届けよ――。




核戦争により国家が崩壊した近未来のアメリカでは、東海岸沿いに広がる都市“メガシティ・ワン”だけが残存していた。メガシティ・ワンでは、4億人以上が超高層ビル郡の中にひしめき合って暮らしており、犯罪が多発している。そんな暗黒都市の治安を守るのは、警察・裁判所・刑の執行官を兼ね備えた“ジャッジ”という集団。その中でも圧倒的な執行数でジャッジのトップに立つのがドレッドだった。ある日ドレッドは、新人ジャッジのアンダーソンの指導を命じられ、悪名高いマーマ一派が支配するピーチ・ツリーという200階建てビルに捜査に入ることに。二人がビルに侵入すると、マーマはビルを強制的に封鎖し、ビルの全住人に対しジャッジを殺害するように命じ…というストーリー。

遠い昔にスタローン主演版を観たはずだが、どんな内容だったか記憶にないところを見ると、たぶんつまらなかった模様。でもヘルメットのデザインだけは記憶にある。古臭いデザインだが、一周回ってダサ格好いい。スタローンに変わって主役を演じているカール・アーバン(知らん)は、本編中一度たりともそのヘルメットを外すシーンはない。口元と無精ひげの感じはスタローンに似ていて、ジャッジを演じているというよりも、ジャッジを演じているスタローンのコスプレという感じ。ここまで打算的で割り切った演出をしてくれると、逆に気持ちが良い。

原作の設定だとは思うが、はびこる悪を押さえ込むために、警察・裁判官・刑の執行官の権限を移譲するという設定は、特殊な社会情勢と絶妙にマッチしており秀逸。でも、ムチャクチャな社会情勢で、且つジャッジシステムでさえ悪をほとんど押さえ込むことができていない状況なので、納税というシステムh機能していなさそう。ジャッジの皆さんはどうやって禄を食んでいるのか不思議(笑)。

けっこう壮大なSF設定なのに、閉鎖された高層アパート内というスケールの小さいバトルに限定。おそらく低予算作品だと思われるが、そこから生じる陳腐さをウマく誤魔化すいい演出だと思う。
ミュータントの新人と、悪の組織のボス・マーマという両極端な女性キャラを配置するのも巧み。両者ともに掘り下げが不足な感は否めないが、悪くはない。

TSUTAYA独占レンタルということで、どうせつまらないんだろうとハードルが下がりまくっていたせいもあるが、それなりに楽しめてしまった

 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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