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公開国:アメリカ
時 間:112分
監 督:マーカス・ニスペル
出 演:ジェイソン・モモア、レイチェル・ニコルズ、スティーヴン・ラング、ローズ・マッゴーワン、サイード・タグマウイ、ロン・パールマン、レオ・ハワード、スティーヴン・オドネル、ラード・ラウィ、ノンソー・アノジー、ボブ・サップ、ミルトン・ウェルシュ 他
コピー:斬って!斬って!斬りまくれ!
部族間闘争と妖術が吹き荒れる先史時代。女戦士の母の命と引き換えに誕生したコナンが11歳に成長したとき、彼が暮らす村を地獄の力を得るために歴代王の骨を集めて作られた仮面の破片を探しているアケロン族の騎士カラー率いる一団が襲撃する。カラーは、仮面の破片の在り処を知るために、コナンの父を拷問。破片を見つけるとコナンの目の前で惨殺する。逃亡したコナンはカラーへの復讐の憎悪と共に逞しく成長。20年後、友人アルタスと共に義勇海賊を率いていた。立ち寄った港で、偶然カラーの一団にいた男を発見。その男からカラーを居場所を聞き出す。カラーは、妖術師であった新だ妻を仮面の力で生き返らせようとしており、妻が死んだ地にいることを知る。その後、コナンはカラーの一団が僧院の襲撃に遭遇。一団が捉えようとしていた女性にタマラ加勢し救出するが、タマラを囮にして、カラーを誘い出そうと考え…というストーリー。
シュワちゃん主演の『コナン・ザ・グレート』は、時代設定がいつなのかイマイチよくわからなかったけれど、本作はアトランティスが沈んだ後から、現在“有史”といわれる時代より前の超古代のお話とのこと。ここがハッキリした点は悪くないのだが、仮面の設定が良くない。
なにやら悪の王様みたいなのがいて、それを倒した後、復活しないように仮面を9個に分割して各地に隠し…で、悪役の族長みたいなのが、それを捜しまわっている…って、丸まんま『ロード・オブ・ザ・リング』やんけ。
前作では、両親を殺された後に奴隷にされたコナンが、厳しい労働を乗り越えてムキムキになっていく。普通の子供が過酷な環境によって強くなっていったわけだ。だけど、それほど頭は良くないし世間知らずだし、そういう肉体と頭のアンバランスさが魅力だった。ハスキー犬みたいな愛らしさすらあった。
しかし、本作では、子供のころから、武の才能がハンパなく父親の英才教育を施されるという設定。無垢さとかバカっぽさが無くて、全然愛せないキャラ。顔がエキゾチックなのはいいとして、肉体がシュワちゃんに比べるといまいちで、敵にはもっと体格のいい人もいるほど。『300』とか肉体美がウリの作品もたくさんあるわけで…、せめて、もうちょっとパンプアップすればよかったのに。
もしかすると、原作がこういう設定なのかもしれない。けれど、だからといって既視感満載だったりキャラの魅力を落として良い訳がない。
映像もアクションも非常によろしくて、すごく能力の高いスタッフが集まっているのだと思うが、プロットの質があまりに低すぎて。いや、逆にいえば、ポンコツプロットなのに、よくぞここまで魅せているというべきか。
で、もっとも訳がわからないのが、敵の親玉が“悪の帝王”やらになった後である。仮面を装着し無敵状態になったはずなのに、以前とかわらずコナンと同レベルの強さだってこと。何が変わったの????って感じ。単に、黄泉の世界から妻を蘇らせる能力がついただけのような…。
で、蘇らせてどうしたいのかもよく説明されていない。妻が蘇ると何がどうなると?とりあえずヒロインの巫女が乗っ取られること以外にデメリットがないので、あまりハラハラしないという…。さらに、最後は橋の板をはずされて落ちていくだけというオチ。悪の帝王が足元の板をはがされて落ちておしまいって、何が悪の帝王やねん。
何度も言っているが、敵が弱けりゃ映画は面白くないんだって…。
シュワちゃんに『コナン・ザ・グレート』も結構トンデモ要素が多かったけど、それを踏まえた上で今の技術を加味したのに、この出来映えとは…。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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