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image2120.png公開年:2012年
公開国:アメリカ
時 間:170分
監 督:ピーター・ジャクソン
出 演: イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、ジェームズ・ネスビット、ケン・ストット、シルヴェスター・マッコイ、ケイト・ブランシェット、イアン・ホルム、クリストファー・リー、ヒューゴ・ウィーヴィング、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキス、エイダン・ターナー、ディーン・オゴーマン、グレアム・マクタヴィッシュ、アダム・ブラウン、ピーター・ハンブルトン、ジョン・カレン、マーク・ハドロウ、ジェド・ブロフィー、ウィリアム・キルシャー、スティーヴン・ハンター、コナン・スティーヴンス 他
ノミネート:【2012年/第85回アカデミー賞】美術賞(Simon Bright、Ra Vincent、ダン・ヘナ)、メイクアップ&ヘアスタイリング賞(Tami Lane、Rick Findlater、Peter Swords King)、視覚効果賞(Christopher White、David Clayton、Eric Saindon、ジョー・レッテリ)
 【2012年/第66回英国アカデミー賞】メイクアップ&ヘアー賞、音響賞、特殊視覚効果賞(R. Christopher White、David Clayton、Eric Saindon、ジョー・レッテリ)
 【2012年/第18回放送映画批評家協会賞】美術賞(Simon Bright、Ra Vincent、ダン・ヘナ)、衣装デザイン賞(リチャード・テイラー、アン・マスクリー、ボブ・バック)、メイクアップ賞、視覚効果賞
【2013年/第22回MTVムービー・アワード】恐怖演技賞(マーティン・フリーマン)

中つ国のホビット族のビルボ・バギンズは、魔法使いガンダルフから、トーリン率いる陽気な13人のドワーフたちの、失われた王国を取り戻すための旅に誘われる。ドワーフ族は、かつてエレボールにドワーフ王国を築いていたが、邪竜“スマウグ”に奪われて以降、あても無く彷徨う暮らしを強いられているのだった。ガンダルフは、旅の成功のためには、ホビットの忍びの能力が必要と考え、ビルボを推薦したのだった。危険な旅への同行にとまどうビルボだったが、持ち前の好奇心が騒いでしまい、仲間に加わってしまう。しかし、14人の前には、とてつもない険しい道のりと、ゴブリンやオーク、凶暴なワーグや魔術師たちが跋扈する危険な荒野が待ち構えているのだった…というストーリー。

ピーター・ジャクソンによる異常ともいえる世界観へのこだわり、そのクオリティは『ロード・オブ・ザ・リング』三部作と遜色なし。劇場では3Dで公開されており、技術的な向上は間違いなくあるのだが、2Dで観る限り前作と遜色は無く、グレードアップはしていない。

ストーリー的にも、大人数で旅に出かけるという流れに既視感満載。おまけに、ビルボとガンダルフ以外は全員ドワーフで、ガンダルフ以外は全員小さいという遠目で見栄えのしないパーティなのが、いまいちおもしろくない。イケメンのドワーフというのも、いまいちしっくりこないし。他のドワーフがコミカルなのに対して、不遜でプライドの高いトーリンというコントラストはあるものの、それほど魅力的なキャラではない。

さらに、前半は過去の出来事の説明的な回想シーンばかりで、話に入り込めない。前作のサムのように、影の主役的な存在がおらず、キャラクターの重層性というか、サブストーリー的にも不足気味。途中で、この度っていったい何がゴールなんだっけ?と本気で忘れてしまうくらい。正直、軽く眠くなる。まあ、エクステンドエディションばりに長いっていうのも、眠くなる理由ではある。

中盤を越えて、見覚えのあるエルフが出てきて、眠気が覚める。サルマンは、ちょっとの登場ながらもクソ野郎っぷりを発揮し、ケイト・ブランシェット演じるガラドリエルは、敵なのか味方なのか判然としないような不思議な魅力を発揮してくれる。ああ、同じ時間軸のお話なんだな…と締まりが出てくる。

あとは、バトルの波状攻撃と、ゴラムとビルボとの出会いと“指輪”の入手の経緯が並行で描かれる。決してうまい演出でもないし、テンポが特段良いわけでもないが、それなりの面白さ。まあ、前三部作で馴れちゃってるんだな。贅沢病だ。3Dで観ればもっとすばらしい迫力だったんだろう。
最後の終わり方をみると、続きを作る気マンマンみたい。というか、“続きがある…”ということから生まれる締まりの無さが、前作以上に漂っている気がする。これはよろしくないし、劇場に足を運ばせる吸引力が足りないといえる。ほとんど劇場に行かない私でも、前三部作は劇場で観たのだが、このシリーズはたぶん行かないだろう。

 

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無題
2Dと3Dで観ましたが、ゴラムのCG技術が格段に向上していました。(主にモデルは完全に作り直していると思われ、肌の質感とフェイシャル(表情)のリグはすごく進化したなと思いました。)

あとは、ギレルモデルトロ成分の追加でしょうか。
ゴブリンキングのギレルモ感がたまりませんでした!
尻切れトンボ感は恐らく、直前で全2部を全3部に変更した事が多大に影響していると思います。
離脱ラバ URL 2013/06/03(Mon)18:15:17 編集
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クボタカユキ
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映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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