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image2043.png公開年:2011年
公開国:アメリカ
時 間:100分
監 督:ニコラス・ウィンディング・レフン
出 演:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、ブライアン・クランストン、クリスティナ・ヘンドリックス、ロン・パールマン、オスカー・アイザック、アルバート・ブルックス 他
受 賞:【2011年/第64回カンヌ国際映画祭】監督賞(ニコラス・ウィンディング・レフン)
 【2011年/第46回全米批評家協会賞】助演男優賞(アルバート・ブルックス)
 【2011年/第78回NY批評家協会賞】助演男優賞(アルバート・ブルックス)
 【2011年/第17回放送映画批評家協会賞】アクション映画賞
コピー:疾走する純愛――

自動車修理工場で働く男は、昼は映画のカースタントマンとして活躍する一方、夜が強盗の逃走を手伝う仕事も請け負っていた。家族も友人もいない孤独な彼だたが、同じアパートに暮らす人妻アイリーンと出会い、人目で恋に落ちる。彼女の夫スタンダードが服役中で、今は息子と二人暮らし。口下手ながらも徐々に距離を縮めていく二人だったが、そんなある日、服役していたアイリーンの夫スタンダードが出所してくることに。アイリーンもドライバーに心を寄せてはいたが、更生を誓う夫の姿を見て再び家族として暮らしていくことを決断する。しかし、スタンダードは服役中に用心棒代として多額の借金をしており、その代償として強盗の手助けをするよう強要されていた。再びアイリーンと息子が不幸になることを見かねたドライバーは、スタンダードが請け負った強盗計画を手伝うことを決める…というストーリー。

冒頭の強盗の逃走を手伝う様子を観て、先日観た『ザ・ドライバー』のリメイクかと本気で思った。また、冒頭の強盗の次に、スタントのシーンになり、さらに自動車工場で働くシーンになったので、昔は強盗だったけど嫌気がさして、スタントマンと工場勤務をしてるんだな…と。自動車工場の親父も、ある時ふらっとやってきて雇ったと言っていたし。しかし、調べてみると、逃がし屋は継続していて三足のわらじを履いている設定だとか。わかりにくいし、足を洗ったのに、アイリーンと息子のために戻る決断をする…という方がプロットとしてはおもしろいと思うのだが。
それこそ『ザ・ドライバー』の主人公のその後…といった感じだったらよかったのい。

カンヌ等々、なかなかの受賞暦だが、個人的にはピンとこない。やはり直前に『ザ・ドライバー』を観ちゃったのがよくなかったんだと思う。『ザ・ドライバー』よりもカーアクションは劣るし、主人公の寡黙さやミステリアスさも落ちる。
唯一勝っているのはバイオレンス要素だけである。正直、そういうエグい展開になるとは思っていなかった。闘争中のショットガンで吹っ飛ぶ血肉といった激しい描写だけでなく、エレベーターの中で、アイリーンと殺し屋とドライバーの3人になり、彼女の前で鬼になる瞬間など、心理描写も悪くない。

オチも、大金などには目もくれず、アイリーンと息子を守るためだけに行動する。最終的に大金には手をつけず消える。金が残っていればマフィアが彼女たちを追うことはないだろうという考えだろう。

しかし、ロン・パールマン演じるニーノを海岸で殺すシーンだが、殺すんならあんなマスクいらないんじゃないかと思う。マスクをかぶる意味は、マスクをしてはげ頭の男が犯人だとミスリードするためだと思う。そう考えると犯人が別人だということを判らせるためにニーノは殺さずにおくほうがいい。あれ?もしかして殺してないのか?でも、アイリーンの面は割れてるし、そんなことをする意味があるのか?わからん。
結局、最後の死闘だって素顔だったしなぁ…。スタントマンという設定は、あのマスクのためだけに存在するのだが、不要だったのではなかろうか。

ジャケットとかオープニングの、ネオンのようなピンクとか紫の映像に、一体どんな意味があったのか。ストーリーとも無関係だし、内容と雰囲気が違いすぎて、どういう効果を狙ったのか不明。さらに、生きてまーすという終わり方にも、どういう意図があったのか。

アイリーンが命をかけてまで守ろうと思えるほどいい女に思えなかったという点も、いまいちノリきれなかった原因だと思う。
#やっぱり、カンヌで評価されるような作品は、私と相性が悪い。

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無題
エレベーター内でのキスシーンの、
照明演出だけで、5000点。
あのシーンのカタルシスの為だけの映画だと思えました。
離脱ラバ URL 2013/06/03(Mon)19:09:55 編集
プロフィール
HN:
クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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