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image1750.png公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:116分
監 督:デヴィッド・O・ラッセル
出 演:マーク・ウォールバーグ、クリスチャン・ベイル、エイミー・アダムス、メリッサ・レオ、ジャック・マクギー、メリッサ・マクミーキン、ビアンカ・ハンター、エリカ・マクダーモット、デンドリー・テイラー、ジェナ・ラミア、フランク・レンズーリ、マイケル・バッファー、シュガー・レイ・レナード 他
受 賞:【2010年/第83回アカデミー賞】助演男優賞(クリスチャン・ベイル)、助演女優賞(メリッサ・レオ 、エイミー・アダムス)
【2010年/第77回NY批評家協会賞】助演女優賞(メリッサ・レオ)
【2010年/第68回ゴールデン・グローブ】助演男優賞(クリスチャン・ベイル)、助演女優賞(メリッサ・レオ、エイミー・アダムス)
【2010年/第16回放送映画批評家協会賞】助演男優賞(クリスチャン・ベイル)、助演女優賞(メリッサ・レオ、エイミー・アダムス)、アンサンブル演技賞
コピー: 頂点へ。

マサチューセッツ州の低所得者階級が暮らす町ローウェル。かつてボクサーとしてシュガー・レイ・レナードと戦ったことがある兄ディッキーは、その過去の栄光にすがるだけで、ドラッグに溺れる荒んだ生活を送っていた。一方、真面目な性格の弟ミッキーもボクサーをやっているが、だらしない兄と、仕事もできないくせに敏腕マネージャ気取りの母親に、いい加減なマッチメイクをされて連敗続き。そんな中、ミッキーと恋仲になったバーに勤務するシャーリーンは、ミッキーの足を引っ張り続ける家族と距離を置くべきだと主張するが…というストーリー。

第一印象は、「この映画は何だ???」。単純なサクセスストーリーでもなさそうだし、社会派ドラマでもなさそう。興味を惹くという意味ではツカミはOK。

ミッキーは鬱屈した環境に不満をもっている若者役。マーク・ウォールバーグはこういう役柄をやらせたら本当にマッチする。ドラッグ漬けの元ボクサーなんて、クリスチャン・ベイルにしか演じられないな。本作のキャスティングは絶妙すぎる。

クズアメリカ人がいう“ファミリー”はタダの親ばなれできない子&子離れできない親の製造機でしかない。ミッキーは、そんなファミリーという名の地獄から抜け出せるのか?自分の足で立てたるのか?それを期待しながら観ていたんだけど、抜け出す前にファミリーが崩壊していく。その前に抜け出して欲しかったのだけれども、本作は実話ベースなので、致し方ない。
小姑集団も懲りたのかと思いきや、いつまでたってもアホ全開。この「U・S・A!U・S・A!」的な展開が実におもしろい。

意外なことに、自分のアホを晒したドキュメント番組をみた後、兄ディッキーもトレーニングをはじめちゃう。まさかカムバック?とか思ったけどそうではなかった。実話ベース作品が尻すぼみになるのは致し方ない。

本当なら最後の試合シーンが山場のはずなんだけど、それがオマケでしかない…という不思議な作品。この勝利の後に、幸せが続きそうもないのが、何か良い。そして、エンドロールで、本人たちが登場して色々喋るんだけど、実際の様子もそれほど幸せそうに見えない。

答え:アメリカ人はアホである。まるでスポーツ映画みたいなコピーだけど、これはスポーツ映画じゃない。昼ドラとか大家族ドキュメントに通じる面白さ。なかなかユニークな作品なので、お薦めしたい。



負けるな日本 

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