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公開年:1967年
公開国:日本
時 間:80分
監 督:円谷一
出 演:小林昭二、黒部進、桜井浩子、石井伊吉、二瓶正也、津沢彰秀、布地由起江、荒垣輝雄、平田昭彦、藤田進、松本朝夫、富田浩太郎、稲吉千春、加藤勉、鈴木邦夫 他





科学特捜隊日本支部のハヤタ隊員は、パトロール中に赤い光球と青い光球を発見し、それらを追尾したが、赤い光球に接触してしまい墜落してしまう。重態となったハヤタの意識に、謎の生命体が話しかける。彼はM78星雲人と名乗り、正義の心を持つハヤタの命を奪うこととなってしまったことを悔いていた。そして、そのお詫びとして自分の生命を与え、一心同体となるといい消えていくのだった。その頃、科学特捜隊の他のメンバーはハヤタを捜索にきていたが、青い玉の正体である宇宙怪獣ベムラーが出現。ハヤタはM78星雲人から得た知識をもとに、ベムラーの探査を指示。科学特捜隊は総力を挙げてベムラーを対峙するのだった。その後、地球には数々の怪獣が出現するようになり…というストーリー。

謝罪するウルトラマンのペコリはちょっとかわいい。ハヤタ隊員からすればいい迷惑な話で、ウルトラマンはとにかく平謝りせねばならないところなのだが、色々説明している時にフフフとか笑っちゃう不謹慎っぷり。ウルトラマンはなかなかのKYっぷりを見せてくれる。

昔はTV放送をそのまま上映するブローアップ版が多かった。本作もTV放送分のフィルムをまとめたものなのだが、ちょっと工夫が施されている。
まず、驚くべきことに、初めて地球に出現した怪獣ベムラーをウルトラマンが倒すのではなく、科学特捜隊が倒すという設定に替わっており、これがなかなか新鮮。最終回のゼットンは、科学特捜隊が倒すという展開なのだが、その萌芽はここのあるのかもしれない。

また、半分くらいまでウルトラマンに変身しないという構成。それも初仕事のレッドキング戦は、科特隊のメンバーは見ていない。はじめて人間がウルトラマンを見るのが、2/3経過したゴモラ戦であり、一本の映画として成立するように、腐心している様子が伺える。
#さすがにAタイプからBタイプに替わってしまうのは仕方がないか…。

ただ、一点だけ残念なことがあって、大阪でゴモラと初対決するウルトラマンを見て、子供がウルトラマンを認識しているのだ。まあ、TV放送を前提に考えれば不自然でもなんでもないのだが、せっかくオリジナル的な構成できているのだから、むしろ本劇中では、“ウルトラマン”という単語を使わなくてもよいくらいだ。子供は偶然βカプセルを拾って、それを届けるだけで十分だったと思う。

…ということからも判る通り、終盤はちょっとダレてしまい、コンセプトを貫き通せていないが残念。完遂していたら特撮史に輝く作品になっていたと思うのだが…。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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