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image1099.png公開年:1998年
公開国:アメリカ
時 間:98分
監 督:J・トッド・アンダースン
出 演:マイケル・ラパポート、マイケル・ジェッター、ジョン・キャロル・リンチ、アリヤ・バレイキス、レイチェル・リー・クック、マーティン・フェレロ、ジョー・グリファシ、ジョン・スラッテリー、ピーター・トームケ、ナンシー・プランク 他
コピー:復讐するは、最強の骨にあり。




薬剤師になることを強制する父を対立し、家を出ていたエディ。レスリング奨学生で大学に進み、整体師になる夢のため勉強と続け、卒業後は昼はインターンの整体師、夜は人体模型柄のスーツを着たプロレスラーとして働きながら、独立開業をめざしてがんばっていた。インターン先で伴侶も見つけ、もうすぐ出産を迎えようという頃、開業を決心。父との関係を修復すべく、故郷の父が経営する薬局の向かいで開業することに。父はそんな息子を暖かく受け入れ、幸福なスタートをむかえると思われた矢先、エドワードが街に出かけた隙に、父の薬局に地上げ屋が訪れ、銃を乱射して両親と妻を撃ち殺してしまう。事件現場を目撃したエドワードは、心に傷を負ってしまい…というストーリー。

#コメディではないように思うが…
イーサン・コーエンが共同脚本で参加しているシナリオにアドバイスするなど、非常におこがましい話ではあるが、ちょっとしたバランス感覚を加味するだけで、名作になっただろうと思う。

両親と妻の殺害現場を見たため、頭がおかしくなってしまった…という展開が弱い。ここは、犯行現場にギリギリ駆けつけて、致命傷でないながらも頭部を撃たれるとか、頭を強打するとか、明確な演出が必要だった。どの程度正気が残っているのかがイマイチよくわからないから、その後のエドワードの狂いっぷりが把握できず、応援しにくい。
また、地上げ屋とエドワードが現場で顔合わせすることで、エドワードは敵を明確にできるし、地上げ屋側も後から息子の存在を知り、もしかしてこいつが復讐しにきてるのか?というふわっとした対立軸にはならなかっただろう。むしろ、犯行直後から、顔を見られたエドワードを、警察と並行して捜索するほうが面白いと思う。

後、ご都合主義かもしれないが、罪のない人には怪我を負わせる程度で、殺害に至る下品な犯罪者やチンピラであるということを、はっきりさせること。これを鑑賞者にはっきり意識させることで、殺すべきでない人を殺してしまわないか、ハラハラ度が増す。

ここまで整理してあげると、ラストの心神耗弱による減刑…という流れは極めて自然になり、腑に落ちると思う。その他、マイナーな俳優陣なのに魅力的に描けていたり、インパクトがありながらもコメディにならないギリギリの死に方など、好感が持てる箇所が盛りだくさん。あと一歩で良作になる作品。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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