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image0717.png公開年:2004年
公開国:アメリカ
時 間:129分
監 督:スティーヴン・スピルバーグ
出 演:トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチ、チー・マクブライド、ディエゴ・ルナ、バリー・シャバカ・ヘンリー、ゾーイ・サルダナ、クマール・パラーナ、エディ・ジョーンズ、マイケル・ヌーリー、ジュード・チコレッラ、ギレルモ・ディアズ、ヴァレラ・ニコラエフ、コリー・レイノルズ 他
コピー:彼は空港(そこ)で待ち続けた。約束を果たすために…


ニューヨークJFK国際空港。東ヨーロッパのクラコージアという小国からビクター・ナボルスキーという男がやってくる。しかし、彼は、アメリカへの入国を拒否されてしまう。彼が飛行機に乗っている最中に、クラコージアでクーデターが発生し、事実上国家が消滅してしまい、パスポートが無効となってしまったからだ。おまけに、クラコージアの情勢が落ち着くまで、帰国することもままならず、空港内に留まるしかない状態に。英語も分からなければ、所持金もない彼は、空港内で生活し事態が改善するのを根気良く待つのだが…というストーリー。

国が無くなってこのシチュエーションになることは稀だと思うけど、入国できずに空港で長く過ごすことは有り得る話だし、似たようなエピソードは実際にあるんじゃないかな。じゃあ、リアリティのあるストーリーなのかな?というと、残念ながらそうではない。いや、設定はリアルだと思うのだが、シナリオの端々がちょっと変なのだ。
スピルバーグ&トム・ハンクスなのに、まったくの無冠なのだが、シナリオが色々すっきりしないからだろうね。

クラコージア語の通訳がいない→自分でお勉強。なのに、ロシア人拘束→隣国だからクラコージア人は会話できる。
じゃあ、ロシア語の通訳がいれば簡単に事情説明できただろ。ロシア語話せるやつなんかたくさんいるだろ。ロシア圏からくる旅行者やキャビンアテンダントだってたくさんいるだろうし。
ニュースで取り上げられているほどだったら、そんな国から来た人が空港で足止めを食ってることがわかったら、取材にくらい来ると思うんだけどね。

入管窓口の女性にアプローチし続けるくだり。顔も知らない状態なのに、いきなり結婚するのはいくらなんでも不自然でしょ。

最終目的はジャズバーに赴いて、とあるミュージシャンのサインをもらうこと。別にナボルスキーが絶対そこに行かなければいけない理由はないわけだ。ナボルスキーの父親だって文通で集めたんだし。
仮に赴くこよに心を決めていたとして、それは良しとしよう。でも、空港の仲間に事情を話しておけば、前もってコンタクトを取るなりしてもらえるよね。なんなら、空港にだってきてもらえるかもしれない。いやいや、アメリアさんよ、特別ビザ発給に手をつくすのもいいけど、サインもらいにいけばいいじゃねえか。
それに、ナボルスキー自身、目的に対する強い意志はあるのに、お願いすることも思いつかないという不自然さ。

ナボルスキーにいじわるをする空港職員の男だが、いじわるをしなければいけない理由がピンとこない。国境警備隊などに引き渡したりすると、自分の管理能力が問われるから????国がクーデターにあって無国籍状態の人間を空港に何日も足止めしていることが知れたら、国際問題になって、自分の管理能力がどうのこうのというレベルではすまないと思うのだが。
また、特別ビザが発行されているのに、サインしない理由も不明。特段の理由もないのに、大使館が発給しているビザにサインしなかったことを後に糾弾されたら、せっかく昇進した地位もかえって危うくなるじゃないか。

そしてニューヨークに向かうナボルスキーを応援する職員のみんな。おい、一人や二人、車で出勤してる奴いないのかよ。タクシーで行かせるなよ。上司に逆らってまで応援してるくせに、誰一人仕事をサボりやしねえ。エセ友情じゃねえか。冷たいやつら。

このような「もっとどうにかなるでしょ…」という引っかかりが、ず~~~~っと付きまとう作品。大作のように見えるが凡作中の凡作。
空港なんか全部セットなんだそうだ。気合入ってるのにね。何か、すごくもったいなく感じる。





負けるな日本

 

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