忍者ブログ
[728]  [727]  [726]  [725]  [724]  [723]  [722]  [721]  [720]  [719]  [718
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

image1728.png公開年:2010年
公開国:日本
時 間:63分
監 督:中村誠
出 演:大橋のぞみ、北乃きい、土田大、チョー、藤村俊二 他





南国産のオレンジの入った箱と一緒に運ばれてきたチェブラーシカ。チェブラーシカは“ばったり倒れ屋さん”という意味。最初はひとりぼっちだったけれど、すぐにワニのゲーナとお友だちに。2人は、町にやってきたサーカス団に入ろうと芸を練習したけれど、やっぱり雇ってもらえなかった。その帰り道、同じようにサーカスの入団テストに落ちて泣いている少女マーシャと出会い…というストーリー。

“チェブラーシカ”といえば、ロシアのかわいいくまちゃんみたいな奴だよな…、なんでこの映画は日本製なの?監督も日本人だし???三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーとして出ている『チェブラーシカ』ってのもあるけど、それは昔のロシアの人形劇のやつなんだろうな。経緯はわからないが、まあ、それを現代技術で綺麗にシメイクしようっていうことなんだろう。
日本でちょくちょくTV放映していてなつかしー…とかそういう作品じゃなくって、グッズとかでちょこちょこ見かける程度。元々知る人ぞ知るってレベルだよね。

確かに現在の技術の賜物で、映像も綺麗。動きも綺麗。綺麗過ぎて、ストップモーションアニメなんだか、CGアニメなんだかよくわからないほど。綺麗なことが悪いわけじゃないけれど、逆に言ってしまえば、ストップモーションアニメの味が出ていないってこと。
そう、とにかく味がない。チェブラーシカは確かにかわいい。しかし、そのほかのキャラが愛らしさに欠ける。チェブラーシカと同じ世界の住人とは思えないくらい。
また、こういうアニメっていうのは、世界観が大事なのに、街とかセットの感じが異様に陳腐。キャラクターは動かさないといけないから簡素化が必要なのはわかるが、構造物は逆に気合を入れて作りこむもんじゃないのかねえ。はっきりってクリエイターとしてやる気があるのか甚だ疑問になる。粗削りでもいいからやりすぎってくらいやらないとダメ。

ストーリーが安易で子供向けなのは、元々そういう層がターゲットだから仕方が無い。でも、お話も映像も何もかもぽやんぽやんさせてしまったら、作品全体がぼやけてしまうじゃないか。引っかかるものが何も無い。目が飽きる。

他国の有名作品をわざわざリメイクしてこの有様って、ちょっとはずかしいのでは?はっきりいって子供も2分で飽きる。『チェブラーシカかわいー!』とか言うおネエちゃんも4分で飽きる。厳しいことを言って申し訳ないのだが、この監督さん、15分以上、人の興味をひく作品を作る能力があるのか、甚だ怪しい。今後、映画を作る機会があるのかどうかわからないが、もしそういうことがあったら、映画のことが判っている方のご協力を仰いだほうがよいと思う。

お薦めできない。お子様に観せおいて、しばらくおとなしくさせておこう…なんて思ってレンタルしても、その作戦は失敗すると思うので、警告しておく。



負けるな日本

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
リンク
カウンター
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
最新コメント
[06/03 離脱ラバ]
[06/03 離脱ラバ]
[06/03 離脱ラバ]
[04/28 ETCマンツーマン英会話]
[10/07 絶太]
最新トラックバック
Copyright © 2009-2014 クボタカユキ All rights reserved.
忍者ブログ [PR]