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image2148.png公開年:1990年
公開国:アメリカ
時 間:107分
監 督:ジョン・パトリック・シャンリー
出 演:トム・ハンクス、メグ・ライアン、ロイド・ブリッジス、ロバート・スタック、ダン・ヘダヤ、キャロル・ケイン、アマンダ・プラマー、オシー・デイヴィス 他






とある工場で事務員をしているジョー・バンクス。ある日、体の不調を覚え、昼休みに病院にいってみると、脳に雲がかかっていると診断され、余命半年と宣告される。ヤケになったジョーは、かねてから気に喰わなかった上司のいる職場を勢いで辞めてしまう。思い切って、以前から気になっていた同僚のディーディーを食事に誘うと、なかなかいい雰囲気に。しかし、自分が余命半年であることを告げると態度が一変。死ぬ人間といい仲になってと仕方がないと、そそくさと帰宅してしまう。翌朝、グレイナモアと名乗る男がジョーの家を訪ねてくる。彼はレアメタルを扱う大企業の社長で、とある火山島の採掘権が欲しいという。しかし、そこの島民は、採掘権と引き換えに火山への生贄になる人間を寄こせという条件を出している。そこで、生きている間はクレジットカード使い放題という条件で、余命短いジョーにその生贄になって貰いたいというのだ。ジョーは二つ返事で了承。ニューヨークで好きなだけ買い物をしたジョーは、島への船が出ているカリフォルニアに向かうのだったが…というストーリー。

トム・ハンクスとメグ・ライアンの共演。そして、製作総指揮がスティーヴン・スピルバーグだ。いくら古めの作品だといっても、日本未公開とはこれ如何に…って、これ如何にも何も、こりゃ公開されまへんわ。

メグ・ライアンは3役演じているのだが、その意味も効果もわからん。全部、普通にメグ・ライアンなんだもん。特に、事務員の女と、最後一緒に旅をするパトリシアは見た目の違いがない。わたしゃ、ディーディーが思い直して追いかけてきたのかと思ったもの。
だって、腹違いの姉妹っていう設定に意味が無いじゃない。姉も事情は聞いてない、妹も同じ…、じゃあ、一緒でいいじゃない。別ける意味がわからない。

“JOE VS. THE VOLCANO”ジョー対火山?なんのこっちゃ?と思った。火山にいくことになるまでが、ちょっと長くてバランスが悪い。メグ・ライアンの三役の悪影響だと思う。

トム・ハンクスの飄々とした演技は悪くないんだけど、根本的にこの役には問題がある。自暴自棄になっているとはいえ、自殺する主人公に共感しにくいでしょ。マイナス方向へのアクティブさの発揮っていうノリは、普通はついていけない。それなら、客観的な目線で観続けられればいいのだが、中途半端にラブコメ要素があるものだがら、主人公目線で観ざるを得ない。おまけにパトリシアまで自殺を決断しちゃうしな。ジョーがエキセントリックだったらよかったんだけど、結構冷静なんだもの。

さらにその道程が、冒険としての面白さがあるわけでもない。普通の旅。

で、火山島から脱出して、さて二人でどうやって助かるのか。グレイナモアを痛い目にあわせるのか…と、さてお話はこれから!ってのが普通だと思うのだが、“その後幸せにくらしましたとさ”でおしまい。消化不良も甚だしい。

最後に残った感想は、「そのカバンは、どこで売っていますか?」。それだけ。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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