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image1266.png公開年:2008年
公開国:アメリカ
時 間:99分
監 督:トム・ヴォーン
出 演:キャメロン・ディアス、アシュトン・カッチャー、ロブ・コードリー、トリート・ウィリアムズ、デニス・ミラー、レイク・ベル、クイーン・ラティファ、ジェイソン・サダイキス、ディードル・オコンネル、ミシェル・クルージ、デニス・ファリナ、ザック・ガリフィアナキス、クリステン・リッター 他
ノミネート:【2008年第29回ゴールデン・ラズベリー賞】ワースト主演女優賞(キャメロン・ディアス)、ワースト・スクリーン・カップル賞(アシュトン・カッチャー、キャメロン・ディアス)
コピー:恋も、お金も、人生も。幸運は、前向きな人の味方。

ウォール街の証券会社で働くジョイは、仕切り屋の性格が仇になって、婚約者にフラれてしまう。一方、不真面目な仕事っぷりのために、父親が経営する家具工場を解雇されてしまったジャック。そんな彼らは、それぞれ親友を連れて、気晴らしにラスベガスを訪れたのだが、部屋をダブルブッキングされてしまう。これも何かの縁と、一緒に大酒を飲んでバカ騒ぎ。翌日、目が覚めると、ジョイとジャックの指には、結婚指輪が。二人は勢いで結婚してしまったのだ。事の重大さに気付いた二人は、お互いにその気がないことを確認しあい、婚姻無効の手続きをすることで合意。その矢先、何気にジョイから受け取った25セントをジャックがスロットマシンに投入すると、なんと300万ドルが当たってしまい…というストーリー。

過ちで結婚してしまったとしても、お互いにその意思がなかったのだから、婚姻無効だろうが離婚だろうが、とっとと手続きをして財産分与すりゃあいいだろう…とだれでも思う。だけど、判事は離婚を婚姻無効も認めずに、結婚生活を真摯に継続すること…って、そこの意味というか仕組みがわからん。
まあ、アメリカの法律だし、判事に与えられる裁量も日本とは違うんだろうけど、財産を供託して様子をみましょうなんて、さすがに不自然さを感じる。でも、そうしないと、単なる強欲同士の戦争になってしまい、恋愛モノとはベクトルの違う作品になってしまうからね。そう、所詮は恋愛コメディ。そう割りきって観るべき。

反目しあっていた二人が次第に惹かれあっていく展開はお約束。坊主頭の友達が弁護士なのは、ちょっと都合が良すぎかも…とか、工場の同僚とか元カレとか、主役二人以外のキャラがちょっと弱かったり…とか、根本的に恋愛モノに興味が無い私としては、だんだん退屈になってくるが、そこはいたし方あるまい。

ジャックはいつも人生において勝負を避けていて…という設定と、恋愛が花開いていく過程が、いまいちシンクロしていないのも、シナリオ的に残念ではあるが、割り切ってしまえば、それほど鼻に付く演出もないし、無理に笑わせようと媚を売っているところも無いので、極めてさらっと愉しめるライトな作品に仕上がっていると思う。

キャメロン・ディアスは、さすがに若い独身女のアイコンとしては無理があったかもしれない。下着姿はきびしいものがあって、年増女が若い青年をたぶらかしてるようにも見える(実際6歳上だしな)。いっそのことちょっと年上っていう設定にすればよかった気もする。とはいえ、コケティッシュさとビッチさを内包するキャリアウーマンという、地味に難しい設定をうまくこなしたと思う(そこはキャリアの成せる技かと)。なので、ラジー賞が何を指して彼女をノミネートしたのはわからない、それほど悪い仕事はしていない。
それはアシュトン・カッチャーについても同様。モラトリアム体質だが若気の至りで跳ねっかえりの若者をうまく演じたと思う。
ラジー賞は、批判をしても文句のでなさそうな役者をあげつらってみただけで、本気の批判精神でノミネートしているわけではなないように感じる。惰性で人を貶しているように感じられ、そういう姿勢は軽蔑に値する(というか、もう納得できるラジー賞の結果なんか最近ないので、賞自体止めてしまえばいいのに)。

麦茶みたいなみたいな口当たりの映画。アイスティーのつもりで麦茶だったら腹も立つけど、麦茶と判って飲めば普通に飲める。そんなレベルの作品(特段、褒めるところはないけど)。
 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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