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image0904.png公開年:2005年
公開国:ベルギー、フランス
時 間:103分
監 督:ヴィンセント・ラノー
出 演:カルロ・フェランテ、クリスティーン・グルロワ、ステファン・リベルスキー、オリヴィエ・グルメ 他





家具店を経営するジョージは、いたって平凡な父親。しかし、ある晩、高速道路でドライブ中のカップルとトラブルを起こし、諍いの末に男性を殺害してしまう。犯行が発覚することを恐れたジョージは、自分が所有する山小屋付近に男性の死体を埋める。しかし生きている女性の方を解放するわけにいかず、山小屋に監禁することに。しかし、彼が仕事にいっている間に、逃走を図ったことから、女性をトランクにいれて常に近くに置いておくという、生活を送ることにするのだった…というストーリー。

邦題は“変態男”だけど、現代はTHE ORDINARY MAN“普通の男”って、真逆のタイトルじゃん。どういうこと?

冒頭からなかなかエグい暴行シーンから始まるが、このお父さんが犯人なのか?いやぁ、そんな単純な展開ってことはないだろう。むしろ救う側のほうなんじゃないの?なんて思っていたのだが、そのまま犯人だった。
車でトラブルになったってことらしいんだけど、話の中では、犯人の車が一方的に粘着して追い詰めただけのように見える。結局、全然動機がわからない。シリアルキラーってわけではなさそう。いずれ明かされるのかと思ったが、結局明かされることはなかった。

女性が山小屋から逃げるシーン。犯人らしき人がいたから逃げました→逃げられたのに大声出しちゃう…とか、チグハグな演出のオンパレード。
娘に安易に車の鍵を渡しちゃうとか杜撰にもほどがある。見られたらじゃあ娘も…的な感覚はさっぱり理解できないし。この犯人が何を守っているのかわからん。家族や社会的立場を守っているわけでもなさそう。さっぱりこの犯人の感覚が理解できない。いったい誰目線でこの作品お観たらよいのやら。

そうこうしているうちに、もう、観客はおいてけぼりになる。なんとトランクで監禁されている女性が、快適に過ごし始めたではないか! 刑事のホモ描写とかが、突然差し込まれる。何の意味が?! 突然、回想のような夢のシーンが差し込まれるが、子供のことの記憶なのか何なのか、さっぱりわからない。

こんなヤケクソな邦題を付けたくなる気持ちがわかってきたかも…。

凍死しそうだからって、これまでのルールをあっさりやぶって家に入れるとか、もうグチャグチャでグダグダ。斜め上というか斜め下というか、とても常人の感覚では思いつかない展開。
浮気相手の男は、なんで銃をかまえている女ではなく、男を躊躇なく撃ったのだ? あの状況なら女を狙うのが普通じゃないのか? その疑問がホットなうちに、あれよあれよとラストを迎えるのだが、なんだこのオチ。頭おかしくなりそうなんだけど。

私、これまで何千本と映画を観てきてるけど、こんなに頭がおかしくなりそうになって、吐き気を覚えた作品は初めて。ぎゃ~~~~~~~~~! 殺害シーンとかで吐き気をもよおしたんじゃないから。純粋に展開で頭が狂いそうになるから。

観ただけで脳挫傷を起こすくらいのクレイジー具合。マジキチとは正に本作のこと。こりゃ、日本未公開なのも納得。

 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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