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公開国:アメリカ
時 間:121分
監 督:ロブ・コーエン
出 演:ジョシュ・ルーカス、ジェシカ・ビール、ジェイミー・フォックス、サム・シェパード、ジョー・モートン、リチャード・ロクスバーグ、イアン・ブリス 他
コピー:終わらせない、未来を。
極秘任務ヲ遂行セヨ。
近未来。アメリカ海軍はテロ対策プロジェクトのメンバとして、ベン大尉、カーラ大尉、ヘンリー大尉の3人を選抜。彼らは最新鋭ステルス戦闘機タロンのテストパイロットとして、成果を挙げていく。ある時、プロジェクトの責任者カミングス大佐から、航空母艦エイブラハム・リンカーンでの洋上訓練と、新たなな仲間が加わることが告げられる。これまでの訓練で強いの絆が生まれていた3人は、メンバーの増員に困惑するのだった。しかし、新たに加わる仲間とは人工知能を持った無人ステルス機“E.D.I(エディ)”だった。しばらくして、3人とE.D.Iに対しテロリストの基地を爆破する任務が与えられる。いくつかのトラブルはあったものの、何とか任務遂行し母艦へ戻る途中、E.D.Iは落雷を受けてしまい…というストーリー。
戦闘機のバトルは非常に迫力があって愉しかった。が、それだけといえばそれだけ。
ジェイミー・フォックス、こんな早くご退場かよ~~って、感じなんだけど、この作品が面白くないのはそのせいじゃない。むしろ、それについては、意外性があってよかったと思う。
何故この作品がノリ切れないのか。それはエディに萌えないから。人工知能だけど、なかなか可愛いヤツ…っていう受け止め方ができれば、ラストのエディの献身を見て盛り上がったに違いない。それこそ、ペットのような感覚になり、そんなエディちゃんが人間のためにいじましく行動してくれたら、感情移入できただろう。ところが、落雷を受けた後の暴走っぷりが際立ちすぎて、観客の気持ちは完全にエディを悪役と見てしまう。狂った理由が落雷という不可抗力だから…と軽く考えたのだろうが、落雷は単なるきっかけにして、悪の心は落雷の影響で成長したエディに無理にプログラムを上書きしようとした副作用…とか、そういう設定にいたほうがよかった。
だから途中で改心(?)しても、観客の頭の中にできあがったスキームは変わらない。ベン大尉が機体の火を消してあげたから、なついたとでも? どこに、友情ができるきっかけがあったのか? ポイントがわからない。このメリハリの無さがどうもいけない。
エディ以外もかなりヒドい。ロシア領空に侵入しておきながら、相手を撃墜して当たり前みたいな顔しているアメリカ軍人さんたち。北朝鮮に墜落して、北朝鮮軍に追われるカーラ大尉。近未来だからその時の北朝鮮の情勢とかアメリカとの関係がどうなっている設定なのかわからないけど、まあ、1対多とはいえ撃つは撃つわ。韓国との国境でも、容赦なく爆撃だ。
もう、アメリカの好き放題。いや、これは逆にアメリカの横暴を批判しているに違いない。そう思えるほど。
エディは、『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』のバギーちゃんに比べたら、100分の1も泣けない。
もう一つの話の筋になっている、、ベンとカーラの恋愛ネタは、カーラが北朝鮮に落ちた後、救出にいく理由のためだけに存在する。もっと別の仕掛けを考えたほうがよかっただろう。
カミングス大佐の最期も、一応最大の悪役の顛末なのに、まったくカタルシスがない。なんといっても、主人公たちと直接絡まないからね。
巨額の制作費をかけたと思われるが、なんとか“可”レベル。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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