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公開年:1996年
公開国:アメリカ
時 間:95分
監 督:ジョー・ライト
出 演:ジム・キャリー、マシュー・ブロデリック、レスリー・マン、ジャック・ブラック、ジョージ・シーガル、ダイアン・ベイカー、ベン・スティラー、エリック・ロバーツ、エイミー・スティラー 他
受 賞:【1997年/第6回MTVムービー・アワード】コメディ演技賞(ジム・キャリー)、悪役賞(ジム・キャリー)




不動産会社に勤めるスティーブンは、同棲していた恋人ロビンと仲違いしてしまい、新しくアパートを借りるハメに。ケーブルテレビの加入申し込みをしたのだが、設置工事が約束の時間にやってこない。約束の時間から4時間もたって“ケーブルガイ”がやってきたが、そいつが妙に馴れ馴れしくて奇行を繰り返す。普通じゃないと思いつつも、タダで全チャンネルを見られるようにしてくれたので、お人好のスティーブンは彼の言いなりになってしまう。しかし、“アニー・ダグラス”と名乗るケーブルガイは、留守番電話にびっしりとメッセージを残したり、スティーブンが仲間とバスケットを楽しんでいる所に突然乱入してきたり、ロビンとヨリを戻そうと新居に招いていい感じになっているところに押しかけてきたりと、つきまといはじめ…というストーリー。

巻き込まれ系のドタバタコメディ…と思いきや、早々にサイコスリラーに変貌する。ジム・キャリーの演技は、本当に怖いし、かなりイライラする。いや、それが狙いの作品だから正しいんだけど、年齢を重ねてくるとこういうイライラが苦痛になってくるね。

実は、あまりプロットに緩急がない作品。ケーブルガイの攻撃が連続する構成で、それがどんどん蓄積されていって、最後に爆発するという展開。ケーブル番組をタダ見させて恩を着せるっていう手口なのだが、彼にとって何の元手も必要ない。犯罪の設定として、以外とよくできていると思う。

さて、彼の目的は何なのか?サイコパスなのはわかるし、原因が母からの愛の欠如が原因だといいたいのは判る。判るんだけどピンとこない。求めているのは母の愛だとして、何で男性に付きまとうの? 女性へのストーキングに偏りそうなもんだけどなぁ。
そういう疑問が湧くのだが、そこから目を逸らせてくれるのが、ベン・スティラー演じる元・子役の裁判のニュース。これが後の話にどう関わってくるのかな?という意識が、ユニークな味付けを生んでいると思う。
サイコスリラーで終わるのかと思いきや、最後に、急激に社会性の強いメッセージをぶち込んでくる。そして、そこに冒頭から延々と挟んできたベン・スティラーのくだりを絡めてくる。なかなかやってくれるシナリオだと思う。逆にいえば、もっとがっぷりと絡めてくるのかと思いきや、いい肩透かし(まあ、監督の顔出しとしてはこの程度が正しいけど)。

ケーブルガイが弁護士に扮してやってくるシーンであることに気付く。『フィリップ、きみを愛してる!』のキャラクターをかなりダブってる。『フィリップ、きみを愛してる!』が評価されないのは、既視感に影響があるのかもしれない。

すごくデキがよいんだけど、また観たい作品かというと、絶対にそうは思わない作品(実は、大昔に観た時も、途中で止めていたような気がする)。いや、本当に疲れるくらい怖いと思うもの。

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