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image2122.png公開年:2012年
公開国:日本
時 間:129分
監 督:三池崇史
出 演: 伊藤英明、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、浅香航大、水野絵梨奈、KENTA、山田孝之、平岳大、吹越満、磯村洋祐、宮里駿、武田一馬、荒井敦史、中島広稀、鈴木龍之介、横山涼、竹内寿、西井幸人、藤原薫、堀越光貴、米本来輝、永瀬匡、工藤阿須加、岸田タツヤ、秋山遊楽、尾関陸、小島藤子、林さくら、神崎れな、夏居瑠奈、秋月成美、藤井武美、山本愛莉、綾乃美花、松岡茉優、塚田帆南、菅野莉央、山崎紘菜、伊藤沙莉、藤本七海、岸井ゆきの、山谷花純、三浦透子、兼尾瑞穂、宇治清高、岩松了、篠井英介、小島聖、滝藤賢一、矢島健一、山中崇、橋本一郎、山口馬木也、眞野裕子、坂東工、池谷のぶえ、岩原明生、森下サトシ、酒巻誉洋、尾崎舞、大門真紀、貴志祐介 他
コピー:まるで出席をとるみたいに、先生はみんなを殺し続けたんだ。

高校の英語教師・爽やかな見た目の蓮実聖司は、生徒から“ハスミン”と呼ばれる人気者。同僚教師やPTAからの信頼も篤く、模範的な教師だ。しかし彼の正体は、他人への共感能力を持たないサイコパスで、自分にとって都合の悪い状況になればその人間を殺害することも厭わない。殺害した後も、その知力と行動力で巧みに隠蔽し、学校を都合のいいように支配していた。文化祭前日、蓮実は邪魔になった女子生徒を自殺にみせかけて始末したが、別の女子生徒が現場に立ち入り、このままではすべてが露呈してしまう状況に。とっさにその生徒も殺害した蓮見だったが、隠しきれないと考えた彼は、文化祭の準備で学校に泊り込んでいた生徒全員を殺すことに決める。それを同僚教師の仕業に見せかけて…というストーリー。

まあ、AKBの大島優子がこの映画を嫌いだとか何とか言ったことで話題になっていた作品だが、そりゃ、この映画を好きだという方が頭がおかしい。犯罪史に残るシリアルキラーの分析はいくらでもある。幼少期の経験がどうしたこうした。こういう傾向を持つ人間はそうしたこうした。でも、そう分析しようが、そういう人間と対峙した時に、常識を持ってして対処できる人間はそういない。
常人がサイコキラーの思考を理解できるわけないんだから、無理にでも野生の王国でも観るような感覚でみないといけない。

アメリカでサイコ・キラーとして成長し、そこではピンチを味わっているという設定が面白い。
周到なように見えて、けっこう杜撰。まあ、実際のシリアルキラーなんかも、スポっと注意力が欠落することもあるので、かえってリアルである。表面の生活が豪奢で、実際の生活では郊外のボロ小屋に住んでいる。実際、ここまで極端な二重生活のサイコ・キラーの事例は聞いたことがないけど(私の勉強不足か)、フィクションとしては面白い。

殺人のパートナに対して、その死に対する美学が異なるが故に殺害に至るわけだが、正直、その点は判りにくい(というか、どういうロジックなのかピンとこない。私シリアルキラーじゃないので(笑))。
これらの、“サイコキラーの育て方”的なシーンのすべてが、回想シーンなので、緊迫感には欠けるのも残念。

ほころびからの、惨劇というなの饗宴。自分の犯行が明るみに出そうになり、追い詰められているんだけれど、サイコ・キラーにとっては満漢全席という、この振幅。

三池監督は脚本も手掛けているが、彼の大好物分野であることは間違いない。アニメやゲーム物の映画化で、職人的に稼ぎ、本作のような心の底から愉しめる作品に入魂する。変態なんだか真人間なんだかよくわからないけど、そういう建設的に狂気を発揮するところも、本作に通じる。「東大?to die?」これが、原作にあるセリフなのかどうかわからないけど、このセリフこそ三池監督のセンスのすべてが集約されているといえる。

正直、本作の一番の見所である惨殺シーンは、予想通りというか、意外と刺激が少なく、そのせいで不快さだけが滓として残ってしまった感じ。そして、なにが一番、本作で驚いたかって、“TO BE CONTINUE”。原作を読んだわけじゃないので続きがあるお話なのかどうか知らないが、これでそれなりに綺麗に終わってるんじゃないのかな?

いくら心神耗弱で無罪を勝ち取れる可能性があるからといって、すぐに娑婆に出られるわけでもない。アメリカでも多重人格者が、人格統合の後に普通に生活する例はある。もし続編を作るとしても、15年くらい経って、治療が終了したと判断されてから出てくる…という展開しか思いつかない。それまで、出所後の再開までを楽しみにして…。
でもそれだと、最後に死んでいた子が動いたシーンの使い方がわかんないんだよなぁ。やっぱ蛇足じゃないのかなぁ…続けるのは…。

#おそらく、瞳孔に表情が出ないように黒いコンタクトレンズをしていると思うんだけど、ちょっと不自然すぎるかな…。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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